『外伝』なんて生易しいものではなかったフジテレビ問題

 久方ぶりの芸能ネタを扱うエッセイの更新です。


 元SMAPのメンバー中居正広のフジテレビ元女子アナウンサーへの性暴力に端を発したフジテレビの問題は、わからないことも多いので各所で書くのを控えておりました。しかし、この度第三者委員会の報告が公表され『ひと段落』付いたところですし、わかっている範囲でこちらの言いたいことをつらつらと書いていきましょう。


 この問題が発覚した当初、私はジャニーズ問題の『外伝』か『番外編』でも見ている気分でした。事務所の圧力がなくなったから、中居といえどこういう醜聞が容赦なく報道されたんだろうなあって。


 しかしことはフジテレビの存続の危機にまで発展しました。


 中居氏の蛮行のそもそものきっかけは、フジテレビサイドがおぜん立てした場で女子社員を上納品のように扱ったからであると。それは重大な人権侵害の疑いがあり、コンプライアンス的な疑問を社会全体に持たれたました。多くのスポンサーがCM撤退、いまだ戻ってきていません。


 そして、今回の第三者委員会の発表。

 

 いやはや、ツッコミどころが多すぎてどこから話せばいいのやら……。


 やはり悪い意味で一番印象に残ったのはメールのやり取りですね。


 あの手慣れた様子を見ると、息吐くようにタレント&企業のタッグで女性にセクハラを含む性暴力を繰り返し、それを隠ぺいしてきた過去がこの企業にはあるんじゃないか?


 そう疑わざるを得ない内容でした。


 


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