シーン配置:「縦長」と「横長」について

さて、今回するのはシーンや要素の

縦長:横長の話です。


いや、「シーンの解説」でやれよと

思われる方もいるかもしれませんが

一緒くたにするにはちょっと

文字数多いですし、

こちらに書いておいた方が

目を通しやすくはあるので・・・


と、それよりもまずは「シーン」の

各種レイアウトについて話します。


こちらがややこしい原因なんですが

シーンにはシーン自体の座標(全体の表示領域)と

各要素の座標(要素の位置と要素の表示領域)

がありまして、それぞれ数値で指定できます。



はい、ここで問題です。

そうです、これ「縦長」「横長」って

あるじゃないですか。

これってなんの表記だと思います?


シーンの表示なら「画面の向き」で

縦表示か横表示が設定できるじゃないですか。


要素の表示なら、X,Yによる配置指定が

できる以上、縦も横も関係ないですよね?


・・・はい。ということで正解はですね。


「シーン編集・表示時の画面の向きが」

「○長のとき」

「その配置を○長の設定に変更する」わけです。


具体的な話をしましょうか。

たとえばプロパティから、シーンのサイズを

変更するとしましょう。


ということで、横600×縦700の

「縦長」に設定しました。

画面の向きは「システム」です。


スマホの画面を縦にしていれば

現在、シーン表示領域は横600×縦700に

なってるはずですね。


では、続けてこのシーンに

要素を配置します。

Xが50(左端から50ピクセル)

Yが100(上端から100ピクセル)

とでもしましょうか。


で、この要素のサイズを

縦400×横400の「縦長」にしてみましょう。


スマホの画面を縦にしていれば

現在、要素の表示領域は縦400×横400に

なっているはずですね。


さて、ここで問題がおきました。

うっかり編集中にスマホを横倒しにして

画面を回転させてしまったわけです。


画面の向きを「システム」にしているので

この場合、シーンも要素も

「横長」の表示に適応されるわけです。


で、今回シーンの「横長」には

値が入っていないので

「縦長」と同じ値が入るように

なっている(はず…)ですが

要素の方は別です。


「横長」の値が設定されていない要素は

結果として、サイズの設定がリセットされ

要素の配置・配列が見えなくなってしまうんですね。

(画面を横から縦に直せば戻ります)



同様に、縦画面状態で横シーン用のサイズを

変更しちゃったりすると、

Taskerの方が勝手にシーンサイズを

スマホの解像度に合わせたりもします。


たとえば「画面の向き」を「縦長」に設定した状態で、

シーンサイズを横1600×縦400の「横長」にしても


縦状態のスマホの解像度(短辺)が

1080なので、勝手に横幅が1600から

1080に制限されるわけですよ。


当然、シーンサイズを

横1600×縦400の「縦長」にしても

同じことが起こります。

(そもそも短辺の解像度が1080しかないので)


と、いうことで「縦長」「横長」の説明でした。

いやー、非常にややこしいですね。


僕も最近わかってきたばっかりで

最初の頃はシーンしょっちゅう

リセット食らってました。


・・・で、これの対策なんですが

具体的には次の5つがおすすめです。


・「縦長」のシーンは「縦長」の要素

 「横長」のシーンは「横長」の要素で

 構成されていることを確認する。


・シーン・要素の「縦長」「横長」の値を

すべて揃える。


・「画面の向き」を「システム」に固定する。

(縦長や横長にすると、ややこしくなる)


・端末の短辺以上のシーン幅は取らない

(1080なら1080、720なら720)


・シーンの縦幅・横幅を同じ(=正方形)にする。



とまあ、やるならこんなところでしょう。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る