最終話 観音式キーボード(nodocaによるドライバ権限でのリマップ)
★お手々を合わせて文字錬成(nodokaによる観音式キーボード)
さて、ということで〆はgrabshell越え、
お手々を合わせて文字錬成です。
ネットの海を探していたら
こんなものを見つけました。
その名もnodoka.
キーボードドライバ単位でキーを変更し
外部の物理キーボードを個別に判別して
好きなキーに上書きすることが出来る究極のソフトです。
https://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se459338.html
要するに、前項で紹介したkeymapperと同じことが
PCで出来るわけですが、実際はあれよりも
強い権限で変更できます。
これがどのくらいすごいか説明するにはまず
pcのキーの受け渡しについて説明しなければなりません。
キーボードの流れを説明しますと
キーボード入力
>キーコード発行
>nodoka(キーボードドライバ)
≧windowsキーレジストリ(システムレベルのキー設定)
>hidmacros>luamacros・hid key sequense(場合によっては順序が変わる)
>keytokey・autohotkey
…と受け渡しされていくんですが、
「日本語入力を前提とした」リマップを組むと
nodoka以下のソフトの情報の受け渡しが
非っっっっっっっっっ常にややこしいことになってしまい
nodoka以下の権限でのソフトをどう組み合わせても
「リマップ自体は行えるが
google日本語入力でないと使えず、かつ
ブラウザ上やファイル検索欄などでは日本語入力できない
(テキストエディタ上では日本語入力可能)」
「長押し・同時押しが検知できないので
複数キーによるショートカットを組み込めない」
といった、曖昧三センチなシロモノにならざるをえませんでした。
(直接入力(英数入力)なら問題ない)
(shift等のそもそも長押し用のキーなら問題ない)
はい。というのも、そもそもこれ
ime…というか、windowsの仕様でありまして。
そもそもwindowsって
外部キーボードを判別する機能が
OS自体に存在しないんです。
ようするに、ノートパソコンだと
本体にキーボードが付いてるじゃないですか。
で。外部キーボードを差しても、本体と外部の
出力の判断が出来ないんですよね。
(いや、出来はするけど出来てないというか
弱い権限で無理して判別するせいで、どのソフトにも
バグが出てしまうというか…)
つまり、本体キーボードAからの
キーコード「1」も
外部キーボードBからの
キーコード「1」も
どちらもキーコード「1」としてしか
認識してくれないわけです。
なので、僕自身パソコンでのリマップを諦めて
androidでのリマップ(kcm・keymapper・shizuku)に
切り替えていったんですが…
いやー、キーボードドライバとは盲点でしたね。
これでvysorにマグネットコードで繋げれば
寝転びながらスマホ・pcのどちらも操作できる
最強環境の完成です。
(vysorには直接入力でキーボード入力できる)
さて、ということでnodokaの導入解説です。
①こちらのサイトからnodokaの無料版をインストールします。
(windows10対応です)
https://www.vector.co.jp/soft/cmt/winnt/util/se459338.html
(試用版なので30分しか使えませんが、逆に言えば30分ごとに起動し直せば良いだけです)
(再起動ショトカもahkで組んでます)
(ちなみにあまりに感動したので
僕は有償版買いました。これで2000円しないって安すぎる・・・)
②nodokaを解凍し、
ドライバ(32bitなら86 64bitなら64フォルダ)
→nodopad.infファイルを右クリックして
「インストール」を選択。
これでnodokaがキーボードドライバとして
インストールされます。
https://appletllc.com/web/nodoka-doc/MANUAL-ja.html#Install
③満を持してnodokaのセットアップファイルを
右クリック→管理者権限で起動。
(なおこの際、pcが再起動しますが
他のキーボードドライバを
インストールしていると、再起動の際に
バグってキーが効かなくなる場合があります。
事前にアンインストールしておきましょう。
(もしバグったらスクリーンキーボードを使って
ログインしたり、セーフモードで起動したりします。
nodokaをアンインストールできないなら、レジストリから
ドライバを削除しましょう。
https://appletllc.com/web/nodoka-doc/MANUAL-ja.html#regedit)
④「のどか」のショートカットが
出来ているはずなので開きます。
ダブルクリックで起動(最小アイコン化)し
更にダブルクリックで設定画面が開きます。
「追加」→ファイル名を参照して
C:\Program Files\nodoka内の
nodoka.dotを指定します。
(これが基本のキーマップなので、これを弄ります)
(既存のキーマップ(104とか109とか)を
いじろうとしてもうまくいかないので注意です)
⑤設定画面から先程追加したnodoka.dotを指定し、
「gui編集」をクリック。左上の「ファイル」タブから
「名前をつけて保存」で、適当にファイル名をつけて保存。
再度nodokaの設定画面からファイル名を参照して
先程保存した.dotファイルを指定。
(以降、この.dotファイルを編集、nodokaに読み込ませることで
キーリマップをおこなうわけですね)
⑥先程名前をつけて保存した.dotファイルを
設定画面から「gui編集」。
30行目あたりの
「以下に記載してください」から
自由に記載ができるので、
ここから設定を追記します。
nodokaのマニュアルも一応ありはするんですが
https://appletllc.com/web/nodoka-doc/CUSTOMIZE-ja.html
ご覧の通り難易度がかなり高いので、僕の作った
設定ファイルを参考に置いておきます。
https://www.dropbox.com/scl/fi/ge8xcsfkfkoonk9ic3awm
GUI EDIT から別のGUI EDITに
行をコピペする事も可能ですし
マニュアルにも書いてない仕様(詰み要素)も
解説しておりますので、
(K2でのCTRLキーの設定方法とか)
是非活用されてください。
(ちなみに繰り返しになりますがnodokaの再起動ショートカットを
別途、autohotkeyの項目にて用意してあります。
こちらもよかったらどうぞ)
あ、別にこのファイルをDLしなくても
dotファイルはメモ帳からでも編集できるので
コードをそのまま転写してもらってもOKです。
(ここに書くと長ったらしいので、次回に続きます)
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