第37話 エレメハスて何?それ美味しいの

風香が冒険者ギルドにいる頃、俺は幽霊と対峙している。


「お前は誰だ、俺に敵対する気だろう、ここは俺が買って住む所だ、用が無いなら出て行ってくれないか!」


「私は消えそうです、もう攻撃しないで下さい、このままでは………助けて下さい」


何故か幽霊が悲痛な顔で言ってくる。


「オイどうすればいいんだ?」


「その防御を解いて下さい、私に攻撃が来てます」


「あゝ、身体のバリアーか! 無理だ女神様にもらった物だからな。その他では、どおすれば良いのかな」


「女神様に貰った、もしかして使徒様か代行者様ですか?」


「うーんと、どちらでも無いな、好きに寿命まで生きろと言われているしな」


「何かをやるんですか、好きに生きるって?」


「ハーレムを作る、今は風香に邪魔されて居るが、その内隠れて作ってやる」


「ならば私をハーレムという物に入れてください」


「無理だろー、敵対してては信用が無いからな!」


「どの様にすれば、信用してくれます」


「まず俺の出す家の周りのバリアーを超えないと、それと仲間にならないと家に入れん、バリアーで弾かれた時点で信用無しだ」


「これは神の与える試練ですね、高位の精霊になる為に、ではその試練受けます、用意お願いします」


「なぁ、バリアーに当たると消えそうなんじゃ無いのか?」


「でも受けないで、消滅するより、受けて納得して消滅するなら悪霊にはなりません。私は頑張ります!」


仕方ないので倉庫に移動する、そして家を出す。


「これが神の試練の祠ですか、この結界に入れれば第一の試練を合格ですね!」


「まず祠で無くて俺の家、結界で無くてバリアーな、このバリアーを潜れればとりあえず合格だ、後は仲間になれば家に入れるぞ」


「では私は貴方様の下僕です、何が合っても裏切りません、そして貴方様の幸せを心から祈ります。通して下さい」


エレメハスはバリアーに触れる、何事も無くバリアーを通過、俺の前まで来る。


膝ま付き「女神様の使徒様、この身この心を全てを捧げます」


誓いをした瞬間、エレメハスから光が漏れて消える。

何か肉眼で見える、何か人間になったみたい?


「使徒様、私高位の精霊になったみたいです、使徒様と同じになった様です」


エレメハスはスカートを摘み体を左右に振りながら確認している。

結構良いスタイルと顔をしている、何かムラムラしてきた。


「少し近くに寄っていいか」


「ええ触ってみて下さい、使徒様に近づけないとお世話出来ませんので」


俺はまず頭を撫で少しずつ下に手を動かす。


「何か手つきがいやらしくなってませんか、スカートの中に手は駄目です‥‥…あゝ使徒様」


エレメハスは目を閉じる。


「これは落ちたな、やったー」


ここまでは天国。


「ちょっと待て、それ以上は電撃よ」


背後を見ると風香、ここから地獄。


☆☆☆☆☆


「忘れてたけど、旦那さん大丈夫かな」


「幽霊退治でしょう、呪われたらどうする」


「教会でお祓いか、それともこの聖水をかけるかね金貨5枚よ」


「うーん買おうかな、でも大丈夫だと思うけど」


「だって相手は女の子の幽霊よ、旦那様誘惑されて落ちない」


「えっ女の子の幽霊なんですか?」


「そうよ、裸だし、スタイル良ければ旦那さん、フラフラと近づいて同じ幽霊になるかも、成ったらこの聖水金貨5枚が必要よ」


「貴女、冒険者ギルドが聖水売りたいだけでしよう、アップルパイのお礼でただで上げなさいよ」


「私やっぱり戻る、早く戻らないと大変な事になる」


「ええどうなるのよ」


「恐らく凄い事になるのよ、この頃抜いてないから幽霊だってきっと立つはず」


「ちょっと生々しい話ね、小さい声で喋ってよ、あの子達の耳がこちらに向いてるわよ」


よく見るとアップルパイを買った冒険者の女の子達が、こちらを見ている。


「こうしちゃ居られない、帰るそれじゃまた」


風香が走り出す。


「待って私も行くはよ」


「えぇ私も行くは!」


「私は食堂で料理でも作るよ」


「私たちも行ってみようよ」


こうして風香の登場場面に戻る。



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