第11話 今日から異世界で冒険の始まりのはず?

朝俺の隣には誰も居ない、風香は何処に行ったんだ?


「ほら起きて、朝食冷めるわよ! それにお風呂に入って体洗ってよ、昨日の匂いがするから」


顔を赤くして風香は、俺に話しかけて来る。


「おはよう、今日もよろしく」


抱きついてキスをしようとしたら拒否された。


「四六時中はしないわよ、夜限定ね!

夜まで待ちなさいね良い子だから」


そう言って風香は部屋を出て行く、俺は着替えを持って風呂場に直行した。

シャワーを浴びながら、何故石鹸なんだボディーソープにしてくれたら良かったのに女神様、そうすればあんな事やこんな事が出来るのに。


俺は着替えて食堂に、そこには顔を赤くした風香が壁を指さしている。


「何々どうしたの?」


俺は風香の指さす方を見る、そこには小さな黒板があり女神よりの伝言板と書いてある。


[女神の伝言板]

あなた方の疑問に対してお答えします。

何故石鹸かとの事、ボディーソープを欲しがってまずが、お風呂であんな事やそんな事をさせない為です。

たまに下界を除いたらあんな事やこんな事は、独身の女神にはちょっとキツイのでこの先も禁止します。

まあ心より懺悔すれば少しは考えますがね、因みに私は少し怒ってます。

※この伝言板は私の方からの一方通行の伝言です。あまり質問はしない様にね※


「ハハハ、何だろーねこの伝言板」


風香はジト目で、俺を睨んでいる。


「変態!何を女神様に言ったのよ、少ししか目を離さなかったのに!

こんな伝言板を設置かれるなんてさ、反省しなさいよ! 変態さん!」


胸の前で腕を組み、俺をジト目で殺そうとする風香!


「えーと朝食冷める前に食おうよ、ご飯とシャケ美味しそうだねハハハ」


とりあえず席に着いて朝食を食べる、重い空気が漂う様だ。

食べ終わり片付けていると風香が話しかけて来る。


「貴方の過去は気にしない事にする、だけどこの伝言板を私達以外の人が見たらどう思う? 変態夫婦と思われるはよ!

 いいかしら、ハーレム作るのは良いけどね、この家に入れるのはキチンと仲間になってからだからね」


「俺の過去って?」


「どうせ恋人もいない貴方は、風俗とか行ってさ、あんな事やこんな事をしてもらってたんでしょう。

だから女神様も怒って、こんな伝言板を設置したのよ!

私は初めてだったのに、次の日に女神様からお小言をもらうとは思わなかったわよ!」


「俺も女神様にお小言を貰うとは思わなかったよ、だって独り言だぜ」


「それが反省してないのよ変態さん、そこに正座して座りなさい、大体ね女神様が怒る何て……………」


俺は正座しながら風香の馬事雑言を聞いていた。

2日しか一緒に居ないのに良く俺の事を怒れると、感心して聞き入って居たよ!








  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る