誰も欠けてはいけない物語

その卵を手に入れたものは願いを叶えると言われ反面、見ると不幸を振りまく巨大な鳥の伝承は、各地に残されていた。

かつて、その巨大な鳥を見たことで、村の水が干上がり死に瀕した村に住むゴナンはリカルドと出会ったことで思いがけない人生を歩みます。

その中で、様々な人と出会いパーティを組んで鳥を捜して旅をするのですが、そのメンバーも一癖も二癖もあるくせ者揃い。皆が揃っていれば問題なく進む問題も、一人でも欠ければ途端にバランスが崩れてしまう。

一緒にいることで、誰かが誰かの痛みを癒やし、誰かのために強くなろうとする物語。

特にゴナンは自分には何の力も無く役に立たないことから無茶なことをしがちです。ですが、辛い村での生活は他の誰にもない強さを持ち、その純粋さは人々を引きつけます。

まだ第三章までしか読んでいませんが、是非この先の成長していくゴナンや仲間たちの道中を追い掛けてみて下さい。

と、落ち着いたファンタジーをお探しの方には是非読んで頂きたい作品です。

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