第211話 陛下! (7)
「はい、陛下。わかりました」と。
セバスの方へと視線を変え。
「セバス、陛下のことをよろしくおねがいします」と、優しく微笑みながら、自身の脳内では。
(セバス! 貴様、裏切るなよ!)、
(裏切れば、貴様の一族もろとも八つ裂きにしてやるからな!)と。
だから
でも
自身の瞳だけは冷ややか、殺意ある瞳で、セバスを見詰め微笑むものだから。
「は、はい。女王陛下……。
セバスはまた
そう、自分は陛下のことを二度と裏切らない、だから信用して欲しいのだと。
だからセバスは、自分の家族を殺さないでくださいと遠回しに告げ、嘆願をしてきたから。
「はい、セバス……。貴方の陛下への忠誠心はよくわかりました……。今後も今の気持ちを忘れないで、
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