第196話 天誅(11)

 だからわたくしはルインへとニコリ! と微笑みつつ。


「ルイン、わたくしの身を案じてくれてありがとう」


 わたくしは親友の彼女へとお礼を告げれば。


わたくしは、こう見えても。このお尻で、陛下を尻に敷いていますから大丈夫ですよ」と。


 わたくしはルインへとケラケラと笑いつつ、自身の御自慢のヒップ──。


 そう、わたくし陛下がいつも素晴らしい! と。


『ソフィアのスタイルの良さに敵う者は、この世にいないのではないか?』と絶賛──!


 わたくしの他界した母やミネバ……。


 その他の陛下の側室達と比べても三国一……。


『ソフィアの美貌とスタイルの良さは天下一だ!』と。


 陛下が褒め称えてくれるヒップで敷いているから問題ないと。


 わたくしがツンとすました女王らしい振る舞いではなく。


 昔のわたくし──!

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