第158話 男の行動(3)

 ならば浮気をやめ、城内で大人しくしていればよいのに。


 やはり女性の性──!


 愛する男性には逢いたいのでしょう?


 わたくしも陛下が、自身の許へとこなければ。


 直ぐに殺してやろうと思うから。


 彼女の気持ちもわかりますが。


 一応は彼女は、陛下の妃であり、皇女であるロベリアの母なのだから、浮気、不倫は自粛して大人しくしていればよいのに。


 余ほど陛下のことが嫌いなのでしょう、ミネバあのひとは……。


 もしかすると?


 あの、おぞましい男、イモールよりも、陛下のことが嫌いなのかも知れませんね?


 と、わたくしも思えば?


 ロベリアはやはり陛下の子ではないのかも知れない?


 あの人、ミネバは、誰かと結婚が決まっていて妊娠しているのにも関わらず。


 彼女の父である、ドン宰相の命令で、好きでもない男……。


 陛下の相手を嫌々ながらした。


 だから彼女は、陛下に凌辱行為を受けた気持ちに陥り、未だに彼に対して憎悪と復讐心があるのかも知れませんね? と。


 わたくしが長々と説明をしたところで話しを元に戻しますが。


 ミネバに尋ねられたイモールはと言うと?





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