精霊付きの令嬢である私は、宰相の策にかかり、お城の離れの幽閉暮らし。その間に年上の愛おしい人はNTRされ、女王の座も奪われてしまったから、策士の悪女令嬢へと変貌
第37話 小鳥のように飼われる人生……(6)
第37話 小鳥のように飼われる人生……(6)
まあ、漏れたからと言って、
「あなた~、あっ! じゃ、ないですわよ。あっ! じゃ……。何、誤魔化しているの?」と。
そう、夫に捨てられ、この幽閉棟へと連行をされ、監禁された頃のことを思い出し。
「あなた達は、
「ん? どう言う事だソフィア?」
陛下の顔色は、見る見る血の気が引き、真っ青に染まっていった。
そんな陛下が動揺しつつ、妃の
だから
「バン!」と。
ガン!
すると小さないながらも破壊音する。
それも部屋の壁に小さな穴──!
覗き穴ぐらいの小さな穴が開くから。
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