第23話 嫉妬(4)

 もうそれこそ、あのひとは早く、自身の部屋へと帰宅をしたくて仕方がなかったみたい。


 ロベリアが催した舞踏会は、若い男女が集まり、遊ぶ。


 各貴族の若い男女のお見合いの舞踏会でもあるからね。


 そんな舞踏会にいったことがわたくしに知られると。


 あのひとはわたくしとの契約違反……。


 わたくしに告げた、あのひとの愛は、全部嘘偽りになりますから。


 あのひとは舞踏会の最中……。


 会場を退出するまで、イライラと落ち着きない様子でいたみたいですね。


 舞踏会を退出後はわたくしの許へとやってきて言い訳もしましたから。


 でも、あのひとがわたくしの許へと訪ねてきたのは。


 最初はいい訳ではなく。


 あのひとは、娘のロベリアからを聞かされ、憤怒!


 自身の気を荒くしながらわたくしの許へと訪ねてきた。


 そして部屋の扉を開けるなり。


 わたくしは、あのひとから頬をおもいっきり、打たれたのですが。


 その原因となった話は、これなのです。



 ◇◇◇

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