ああっ、悪い女神様①女神様のパーティは、やばかった…
冒険者たちのぽかぽか酒場
第1話 今日も、パオパオラジオ注意報をお送りいたします。冒険者の皆さん、注意してください!だって、女神様もいろいろですからね~
(いみエモ話)
意味がわかると、エモイ話。
あなたは、この話の意味がわかりますか?
☆
「…今日も、パオパオラジオ注意報をお送りいたします。最近、悪い女神様が出回っているとのこと。冒険者の皆さん、ご注意ください」
…え、何それ。
ここは、湖の湖畔。
1人の冒険者が、携帯ラジオを聞きながら湖のまわりを散歩中。
このラジオチャンネルは、面白いと人気。
「ビッグニュース!場所は不明ですが、この世界には、こわれた家電を入れるとピカピカになって戻ってくる湖があるそうです」
ラジオでは、こんな話で残されていると紹介。
「…暑い日。家電好きの 1人の男が、うっかり手をすべらせ、とある湖にハンドタイプの扇風機を落としてしまう。こんな暑い日にどうしたものか男が途方に暮れていると、湖の中から女神様が出現。ピカピカに輝くハンドタイプ扇風機を持ち、これはあなたの物ですか?と聞いてきた。男は、正直に返す。ちがいます。俺の物は、ピカピカではありませんと。すると、女神様の顔が輝く。あなたは正直な男の人ですねと言い、そのピカピカハンドタイプ扇風機を男に渡してきた」
受けとった男は、大泣きになったという。
チャンネルを聞く冒険者は、不審顔。
「なぜ、大泣き?…って、あ!」
冒険者の握っていた携帯ラジオが足元に落ち、湖に沈んでしまったようだ!
痛い偶然。
すると…。
聞いていたようなできごとが、起きる。
「今、家電を落とされましたよね?」
長い髪を王冠でまとめたすらりと身長の女性が、冒険者の前に現れたのだ!
女神様か?
「これは、あなたの物ですか?」
女性の手には、ピカピカに輝く携帯ラジオが握られていた。
「…ち、ちがいます!俺の持っていたラジオは、こんなにもきれいじゃありません!」
彼が答えると…。
「あなたは、正直な男の人ですね」
女性が、彼にピカピカに輝く携帯ラジオを渡してくる。
伝説と、同じだ。
フッと姿を消す、女性。
「さあ、電源を入れよう」
で、彼は大泣き。
「そうか…。扇風機をもらった男が大泣きした理由が、俺にもわかったぞ」
(この話の意味)
冒険者が、ピカピカになった家電をもらったのは良い。
が、水につかりすぎて、電源が入らなくなっていたようです。
エモいなあ。
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