第130話 口論へと発展…
東上が復学したことによって、クラスの雰囲気はやや緊張気味になっていた。東上の雰囲気が随分と変わっていることでクラスのみんなが混乱しているのだ。
そして東上のことをしらない鏡夜もクラスの皆が混乱しているのが良く分からなかった。
「ねぇ実くん…どうしてみんな混乱しているんだい?どうして混乱しているのかさっぱりわからないよ…」
「あぁ確かに…そう言えば鏡夜君は東上が停学になっている間に来たんだったかな…それじゃあしらないのも無理がないか。」
「そうなんだよね…それで彼は一体何をしたんだい?」
「あいつはな…ちょっと色々とやばいことをしてたんだよ。例えば人のものを盗ったりな…」
「そんな事をする人なのかい!?そうなのか…来てから一度も会話したことなかったから話をしたいと思っていたけど、話をしないほうが良いのかもしれないなぁ…」
「その方が賢明だと思うよ。今のあいつは何をするかわからないからね…今だって俺に向かって視線を向けているだろう?何をするかわからない人程、怖いものはないんだよね…」
「実くんは彼に酷いことをされたのかい?もしそうだったら…俺は彼のことを絶対に許さないよ。」
「落ち着いてくれ。確かに彼に酷いことをされたことはあるんだ…でも、今はああやって酷い目にあったんだからもう気にしなくていいじゃないか。」
「…君がそれでいいなら別にいいんだけどさ…納得がいかないんだよね…」
俺と鏡夜がそう話をしていると、俺の背後に立つものが居た。後ろを振り向くとそこには話題の渦中にある東上だった。
「…東上じゃないか。急にどうしたんだ?」
「良くも色々なことをしてくれたな。お前のせいでこっちが面倒くさいことに鳴ったじゃないか!!」
「うるせぇなぁ…教室でそんな大声出してるんじゃねぇよ…」
俺はいきなり話しかけてきた東上に向かって強めの口調で話しかけた。すると東上は逆上したようにこう言い放った。
「お前のせいなんだ…全部全部うまく行かないのはお前のせいなんだ!!責任を果たせ!!」
一体何のことを言っているのかはわからないけど、彼が荒れている事はひと目でわかった。俺は彼に向かって説得するような口調で話す方向に決めた。強めの口調で言っても彼は反発するだけだろうと思ったからだ。
「君がどういう意図でそんな発言をしているのかわからないし、君がうまくいってないのは自己責任なんじゃないのかい?そこに俺は関係ないだろう?」
「あ〜もううるさい!!お前のせいで綺咲は…」
「…まさかじゃないけど、アイツのことが好きとか言わないよな?」
「そうだよ!!好きで何が悪い!!元はと言えばお前のせいでこうなったんだから、お前は俺を手助けしなくちゃいけないんだ!!」
「はぁ…一体どうなればそういった考えにたどり着くのかはなはだ疑問だよ…」
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作品紹介
冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…
https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300
時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!
ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…
新作もよろしくお願いします!!
裏切られ絶望した少年の復讐譚
https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889
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