せめて記す言葉が祈りになれば

故人となった方を偲ぶことは、ご供養になるといいます。

文章に記して残すことは、思いを形にして託すこと。
言葉で語るに余りある感情も言葉でしか記せない。
だから人は、その気持ちを言葉の標として残すのだと思います。

本作は作者である五五五 五さんが亡きお母様を偲んだエッセイです。

言葉のひとつひとつに哀しみと決意が宿っているような心に残る作品だと思います。

その他のおすすめレビュー

木山喬鳥さんの他のおすすめレビュー681