せめて55話までは読んで欲しい。「壮大」な「長編ファンタジー」小説!!

94話まで読んだ時点でのレビューになります。

一言でいえば、キャラが立っているキャラ文芸だと思います。とにかく各キャラの魅力がすごし。思考、哲学、矜持、色々なものを背負ったキャラが物語を彩っていく、なんとういか劇画を読んだような読了感が味わえる小説です。

そして、伏線もいい。ちゃんと伏線が回収されていく感じは、良質のミステリーを読んだ感じを味わえます。なんというか、読めば読むほど引き込まれていく感じのするスルメ小説であるのは間違いないです。

ただ、長編過ぎてとっつきが悪いという欠点は持っています。だから、せめて2章の終わり55話までは読んで欲しいです。物語の大きさというか、構成とかの大きさを実感できるのはこれくらいまで読んだ後なので……

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