厨二病

 俺が家でボーッとしていると、電話が鳴ってきた。

 相手は中学生の弟。いつもアイツと雑談をしている。

 俺が電話を取ると、弟はウキウキで話す。


「兄貴。俺さ、グロいの好きなんだよね」

「あー、はいはい。お前みたいな年になるとそういうこと言うよね」


「好きすぎてグロい赤黒液だけじゃなく、人の汚物も好きになって、今はボランティアで全校舎のトイレ掃除を自らやっているよ。アレがこびりついているのが、たまらないんだ」

「理由がすごく気持ち悪いけど、厨二病がいい意味で働いている!」

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