主人公は引っ越し先で幽霊の琴子に出会います。
主人公が自分好みの男性だと喜ぶ琴子。彼女が主人公に妻として接するすがたが、ほほ笑ましいです。主人公を好きすぎて、ちょっとヤンデレ化しちゃうところも、彼女の魅力でしょう!!!
琴子はとっても明るい、着物姿の美女。生きてる頃は華族の娘だったそうで、セリフもハイカラで当時の雰囲気が感じられました。辛い目に遭って傷心の主人公を、全肯定して大きな愛情で包み込んでくれる。素敵なお嫁さんでした☆
ちなみに、本作の地の文(//SE )に音の表現が多いのは、ASMR化を意識した作品だからです。
第4回こえけん。
今回のテーマは「音・声」と「物語」から創る最高のヒロイン。
そのテーマにしっかりと合致したASMR作品が、本作です。
幽霊
ヤンデレ
そして、聞き手であるあなた以外を呪い尽くす、最高にして最凶ヒロイン。
いえ、ただあなたにはとても愛らしい。
そして、幽霊であることの自覚もしっかりとお持ちです。
分別もあります。
ただ、あなたに敵対する、もしくは貶める存在には容赦がありません。
シナリオとしても、本当に完成されていて。
蛇足が一切ない。
これからASMRとは何か、参考にしたい方にも必携かもしれません。(レビュワーも、本当に参考になりました)
さぁ、この最凶ヒロインを愛でましょう。
読まないと呪われちゃいますよ?
主人公は引っ越してきたばかりの会社員の男性。しかし引っ越し先には、見知らぬ女性の姿が。三つ指ついて、主人公を「旦那様」と呼んで慕うこの女性。
実は何年もこの部屋に住み憑いている女性の幽霊だった。幽霊のため、一緒に食べたり物に触れたりできないが、主人公の愚痴をいつも聞いてくれる頼もしい存在だ。しかも死んだ時代のせいか、妙に奥ゆかしい部分もある。
そんな女性に今日も主人公は悩みを打ち明ける。そして幽霊である女性は真剣に主人公の話しを聞いてくれるのだった。しかしその翌日、主人公の身の回りで変化が訪れる。
果たして、この変化は幽霊女性に関係しているのか?
優しく人の好い主人公男性と、その聞き役の幽霊女性という珍しい組み合わせ。
あなたも、幽霊女性に悩みを聞いてもらってみてはいかがでしょう?
是非、御一読ください。
お帰りなさいませ。新しい旦那様。
そう出迎えてくれたのは、結婚して間もない妻……ではなく、幽霊の琴子さん。
実はいわくつきの物件だったのかと思いきや、生前住んでいた場所に思い入れがあるという理由で留まっていたのでした。
モノに触れることも人に触れることもできない琴子さんは、主人公の力になれないか考え、自分に何でも話してほしいと相談相手になることを申し出てくれました。
あまりの優しさに感極まってしまいつつも、タイトルにあったヤンデレ属性がどう発揮されるのかドキドキさせられます。
一途で健気な着物妻の持つ、もう一つの一面とは。
第4回「G’sこえけん」音声化短編コンテストASMR部門参加作。ぜひとも琴子さんの声が聴きたいです!