マダムでレディなんですよ!
昨日は鷲生が出産の痛みに耐えかねて「今から帝王切開にしてください~」と泣きを入れたエピソードを書きました。
そこからふと思い出したお話を。
(今回も雑談でスミマセン)
鷲生は家族の仕事の都合で、オランダの地方都市に住んでたことがあります。
期間が決まっていたので、せっかくヨーロッパにいるうちにと精力的に旅行に出かけていました。
そして、フランスでフランスの新幹線にあたる特急電車に乗っていた時。
鷲生は通路側の座席にいたので、窓際の席に座ろうとする人のために膝をずらして道を空けたんです。
すると、その方(30代から40代くらいの黒人女性でした)が鷲生の目をしっかりと見て(向こうの人は喋りかけるときに視線をきちんを合わせますよね)。
Merci, Madame. (メルシ マダム)と!
「マダム」ですよ? マダム!
私、「マダム」って言われたんです!
なんか腰が引けると言いますか。いやいやいや、私はマダムなんて呼ばれるような立派な女性でなんぞございません……とへりくだりたくなると言いますか。
日本語でマダムって言ったら、毛皮のお高いコートにゴージャスな指輪をジャラジャラつけてる年配の女性というイメージがあるもので……。
別にフランス語話者にとってはフランス語が日常語で、その方だって「いやあ、すんまへんなあ、奥さん」くらいの言葉づかいだったのかもしれませんが(ってかきっとそう)。
鷲生にとっては「マダム」と呼ばれたことに大いに動揺した体験でしたw
また、ロンドンでレストランに入ったとき。
鷲生よりは英語のできる家人が店の人に注文してくれたのですが。
その店の人がメモを取る手を止めて、私を指しながら"For this lady?"と尋ねてきたのです。
その人が立ち去ってから、家人に「ねえ、さっきのん聞いたぁ? 私、レディやねんて! レディ!」とはしゃいで(食い気味に)話しかける鷲生。
家人は「英語の普通の表現だろ」と呆れ気味でしたが。
だけど、レディっつーたら、「淑女」じゃないですか。
鷲生は英国紳士に「淑女」と呼ばれたんですよ、えっへんw
フツーのおばちゃんだって、お国が変われば「マダム」で「レディ」です!
胸を張っていきましょう!
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