【和風F】風俗博物館の展示「娘三人の立后」「明石の姫君の裳着」

 平安時代の王朝世界を四分の一のドールハウスで展示している風俗博物館。


 エレベーターを降りた真正面にどーんとあるのは、藤原道長が娘三人を立后させたときの場面です。

 立后の儀式が終わった後の華やかな饗宴。あの有名な「望月の欠けたることもなしと思えば」という歌を詠んだのはこのときです。


 展示では、立后される藤原威子が御簾の奥で倚子に座り、手前に立后の報告を受ける太政大臣道長がいます。その向かいには使者の公卿、藤原顕光と藤原公季が縦に並んで座っています。


「小右記」によれば、簀子縁が公卿たちが座って一杯になったので、お酒をつぐ役目の人が地面に下りて、正面の階を登って酒をついで回ったのだとか。

 そのへんも人形で再現されてました。


 同じく小右記では階の東わきで楽人の音楽が始まったとあり、揃いの衣裳をつけた人形がずらっと並んでいました。


 手前の池には「竜頭鷁首」の船が浮かべられ、とーっても華やかな展示でした!


 そのお隣には、源氏物語の一場面「明石の姫君の裳着」が展示されてました。

 こちらもゴージャスです。


 平安時代の垂髪でも、たまにちょこんと頭の上に髻?みたいなのがあることもありますが、この「明石の姫君の裳着」の展示の中に、それがどうなっているのか参考になるお人形もありました。


 これらの写真をX(旧Twitter)にポストしてますので、よろしければご覧くださいませ。


「三人の立后の饗宴」

 https://twitter.com/washu72802210/status/1719625122351600065


「龍頭鷁首」

 https://twitter.com/washu72802210/status/1719651362760540530


「明石の姫義の裳着」

 https://twitter.com/washu72802210/status/1719652559223418946


「髻?」

 https://twitter.com/washu72802210/status/1719654159178441159




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