第14話 幼稚

 打ちひしがれた…


 会えると思っていたのだ!


 でも、考えてみれば、海軍の船なんて沢山ある。


 なんで、そんな事もわからなかったのか…

 わざと、その思考を止めていたのか、今となっては、それさえもわからない…


 どうしよう…


 このままだと2度と会えない…


 考えても

 考えても

 いい手なんて

 見つからなかった…


 唯一、庭から香る金木犀の香りに癒され、瞳を閉じた…



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