第13話 落胆
女子師範学校の授業が終わると、優子とともに横浜港に向かう
すでに何人か女の人がいる。
眼を凝らして、甲板を見つめる。
見つめる
見つめる
徹さんは、居ない
「居ないね〜」と優子が残念そうだが
「でも、あそこにいる人もカッコいい」とはしゃいでいる。
愛子は、泣きだしそうになりながら
必死に甲板を見つめる。
本当に、徹が船に乗ってない事を悟り、落胆し
優子には、申し訳ないが、口もきけなかった…
優子が、気を使って慰めてくれればくれる程、心ここに在らず…
どうやって、帰ったかもわからない
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます