ときのわく

ひるがくる

よるがくる

あさがくる

なんしゅうも

なんしゅうも

くりかえし

わたしは

ひをみいだし

つきをみいだし

としをみいだし

ときのわくに

おさまり、

びょうきざみに

としをとってゆく


※※※


わたしたちは生まれたときから、時の中に生きています。生きている以上そこから離れることが出来ませんが、それは私たちが年をとるからです。年をとるから、私たちは時を感じます。


年をとらない存在なら、ただこの世界には朝があり、昼があり、夜がある。現象は時を意味せずただ現象となるのでしょうか。


しかし、順番というものには、必ず時が関連します。朝の次に昼が来て、昼の次に夜が来る以上、そこには時が生まれます。


すると、時を生むのは現象の順番なのでしょうか。それとも、時の枠の中に現象があるから、順番に見えるだけなのでしょうか。


今日はひときわいい天気で、日が綺麗でした。その日が沈むのを見ながら、そんなことを考えていました。

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