She cries
ライオン のような
かみをした女が
ひとり
立っており
こちらを見て
泣いている
女は いつも
はっと驚いたような
かおをして
みひらいた目から
にじいろの涙をこぼしている
女は口を開き
なにかわたしに
伝えようとする
わたしはたしかに
「はい。」
と返した
そうして手をふると
わたしは女のことばを
いつも忘れてしまっている
まだ
女は立っている
泣きながら
※※※
夢の中、現実の誰でもない人に会うことがあります。私はその人と親友であり、話したことのない話をします。いまだその楽しい話も明日に持ち越すことができないでいます。一晩限りの親友と、楽しい話をしたことだけを覚えているのです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます