第35話 番外編:黄金4人の登校

〈1月10日木曜日〉

今日から学校だ。金月銀花女学院は黄金家から遠いので、4人は電車に乗って学校に行く。


〈5時半〉〈黄金家〉

生「ふあぁ…ん…みんなー!5時半だよ!」

愛鈴「ガッコーン(壁に当たる) いたたぁー うぅーん…ん?おはよ。」

体内目覚まし時計がある+スパッと起きれる生可と、起きたあとは少し周りが見えていないが起きると決めたらすぐ起きる愛鈴彩の2人が先に起きた


生「冬休み明け初日だから生活リズム狂ってていつもより眠い」


愛鈴「わかる〜ふぁぁ、もう1回寝たい。」


愛鈴彩はもう1回寝たいと言って寝るふりをするが、目はぱっちり開いている。


生「まだ寝てる星子と恵里を起こさなくちゃだよね。ね?愛鈴彩…って愛鈴彩も寝てるから返事なんて帰ってこないか。」


愛鈴「ガバッ(布団をすっ飛ばす)寝てないよ!うん!そうだよね!星子!恵里ぃ〜!起きて!!」


生「早く起きて〜!!」


恵「ふあぁー にゃむにゃむ ねむぅーい ふあぁー」

星「グーグーピーピースヤスヤぐぁーぐぁー」


生「熟睡じゃん」


〈5分後〉

星子がやっと


星「むくっ…生可ちゃーん…分かったよ…起きるから、声掛けるのやめるのやめてぇ?…って生可ちゃんも愛鈴彩ちゃんも誰もいないんだけど!?起きて自分の部屋に行ってるじゃん!!!しかももう5時半過ぎてるしぃ!うわぁ、寝坊だぁ!!!」


星子も恵里が寝てることに気づかず、大急ぎで自身の部屋に飛んでいってしまった。


〈さらに5分後〉


「ドタンばたんガシャン」


恵里がベッドから落ち、下にあったコップを割りながら目を覚ました。


恵「むぅ…いたぁい…あぁ!コップ割れたぁ…ぐすん…みんな慰めてよ〜…あれ?え?いない?皆?どこ?…え?もう5時45分?…寝坊したんじゃん!!!!ヤッバっ!」


〈6時15分〉

星「やばいぃ〜!」

恵「電車間に合わない〜!」


生「もう…待ってなければなぁ…待たなきゃよかったかも…」


星・恵「ごめん〜!そんなこと言わないでぇ〜!」


愛鈴「いそぐよ〜」


黄金家最寄り(徒歩20分)の埼銀駅へと向かう。


星「うぅ…埼銀駅がもうちょっと近くにあったらそんなに遅刻せずに済むんだけど…」


〈6時29分〉

恵「ふぅ…ついたぁ!」

星「ゼェゼェハァハァ…」

愛鈴「はぁ…疲れたね…生可はさすが速いし息切れも見せないし…ってそれは恵里も一緒だね。」


6時30分の電車なので、間に合った。


生「もう電車は来てるんだから!!!早く!!!」


生可に叫ばれ、残りの3人もヘトヘトになりながら電車に乗り込み、いつもの時間に登校することに成功した。

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