第20話 クリスマスパーティー

〈12月25日〉〈火曜日〉


「ふわぁ〜!」


琉月は目を覚ました。ツリーの下にはプレゼントが2つ。サンタからと、母からだ。


「2つプレゼントが届いてるわよ〜!」


「ん?誰だろ…初音と実由は直接来て交換するはず…」


1つの包みをみると、「黄金絵梨果」と書いてある。


「黄金絵梨果!?え!?絵梨果!?私もプレゼント送ったけど、最近話してなかったし、向こうから貰えると思ってなかった!!!…めちゃくちゃ嬉しい!!!」


もう一つの包みには裏に小さな字で、「しるでぃあ」と書いてある。


「シルディア!?住所わかんなかったから送ってないのに、なんでシルディアは住所知ってるのぉ!?」


「ピーンポーン」


「あ、2人共来た。」



初音と実由が来たので、プレゼントの開けっこをする。


〈1個目〉〈サンタから〉


琉「私はスライム消しゴムがいいなぁ〜。スライムみたいなぷにぷにの消しゴム!」


初「あ〜あれいいね〜!」


琉「あー!!!やったぁ!!!スライム消しゴムだぁ!」


実「良かったねー!琉月〜!初音は?」


初「えーと…ガサゴソあ!クッキー作りセット!そういや、新しい趣味始めようと思ってサンタに頼んだんだった!あ、もう1つ入ってる…タピオカキーホルダーだ!」


実「え〜!いいなぁ〜!私は…ガサゴソ熱では溶けないビターチョコの、鉛筆!20本入り!」


琉「ビターチョコ?大人ぁ〜!」


〈2、3個目〉〈プレゼント交換〉


琉「私はねぇ〜!みんなに…ぬいぐるみをプレゼントするよ〜!猫又の毛で作ったんだぁ〜!あ、もちろんトリミングで出た毛だから、傷つけてないよ?ミミの毛も入ってるよ〜!」


初「嬉しい!ありがと〜!(猫派)」


琉「初音は?」


初「櫛!あ、ブラシかな。ミミの絵がプリントされてるやつ!」


実「最近髪が伸びてきて、新しいブラシ欲しかったんだよねぇ〜!」


初「実由は?」


実「魔力を流せば何度でも咲く花!初音の花は、バラ!優雅よりは元気をイメージするバラ!」


初「ありがとう!私バラ大好き!」


実「琉月には金の成る木!まぁ、金っていっても、金色の花ってだけだけど。木でもないし。輝いてるように見える琉月に、ぴったしだと思って。」


琉「ありがとう!めちゃめちゃ嬉しい!」



〈4つ目〉


実「琉月は親から何もらった?」


琉「親からじゃなくて、お母さんからなんだけど、温度が絶対に保たれて、腐りもしないピンク色の水筒!」


初「電子機器が使えないと、それ確かコストすごいかかるやつだよね?いいなぁ〜!うちはイヤマフ」


実「あ!私、初音と似てる!マフラーもらった!!」




「そろそろケーキ食べよ!」


「うん!」


主婦魔法の琉月のお母さん、幸野谷結美子が作った抹茶ケーキは、とても美味しく、3分で完食してしまった。





「じゃあそろそろ帰るね〜」


「バイバーイ!」


夕方、2人は家に帰った。家に帰ったのを見届けた後、琉月は自分の部屋に戻り、シルディアと絵梨果のプレゼントを開け始めた。


「みんなの前ではシルディアのプレゼント開けられないもんねぇ〜」


シルディアのプレゼントを先に開けた。中にはカードとダイヤのような輝きを見せる丸い石が入っていた。



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20話記念です!ここまで見てくれた人、ありがとうございました!これからも頑張って更新していきます!

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