第19話 毎週ダンジョン/抹茶ケーキ
〈約1ヶ月後〉〈12月24日〉
琉月のLv.は24。初音は19、実由は20だ。
日曜日は毎週ダンジョンに行っていたからだ。
今日から冬休みだ。
お父さんに頼みこみ、遂に泊まり込みでダンジョンに行く許可が出た。26日の水曜日だ。
3人共もう慣れてきて1、2層目は簡単にスイスイと進めるようになり、もう5層目にいる。だが、物理的に時間が足りず、ボス部屋への扉が見つからない。
5の倍数の層には、ボス部屋があるらしい。6層目への扉の代わりにボス部屋への扉があり、ボスを倒したら、6層目の扉が現れる仕様らしい。
5層目は、砂漠のエリアだ。障害物はほとんどなく、一番多い魔物はサンドワームだ。
砂の中を動く超巨大ミミズで、気持ち悪い見た目だ。最初に遭遇したあと、3人が「「「キモい」」」と思ったのでノームを砂の中に潜らせ、先手を打って倒しといてもらっている。
他には、ジャイアントスコーピオンという魔物がいる。その名の通り、巨大なさそりだ。毒はないが、甲羅は硬いし、トゲもするどい。結構強いし倒すのは大変だ。
あと、めんどくさい魔物でいうと、サンドウェーブという魔物もいる。砂をまとい、砂の波を引き起こす魔物だ。本体はちっさいが、砂が多くて倒しにくい。
数がとても少ない、サンドシャークもいる。砂の中を海の中のように泳ぐサメだ。琉月があった魔物の中で一番強い。(精霊はノーカン)手はかまのように鋭く、牙も強い。姿は砂色で砂に同化してくる。琉月達は1回しか遭遇してないが、初音が死にかけて、サラマンダーにギリギリで助けてもらうほど、ギリギリの戦闘だった。
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「今日はクリスマスイヴでしょ〜!お祝いしなきゃ!」
外に出ると、昼間でも輝くイルミネーションがあった。明るくても、きれいに輝いているように見えるイルミネーションは、21世紀からずっと使われている。
夜は、光魔法で、電子機器が使えない状態でのLEDライトでは、到底出せない光を出すらしい。
琉「Lv.12で新しく増えてた光の下位精霊、ウィル・オー・ウィスプと、光の下位精霊オーブを召喚して、夜は台今山をライトアップしてみようかな〜!見てくれる人もいないだろうけど。」
琉月の母結美子の主婦魔法でケーキを作ってもらう事になっている。クリスマスパーティーのために、初音と実由にも琉月の家に来てもらった。
琉「ショートケーキにしようかと思っててね!」
初「いいねぇ!」
実「あの〜…私、いちごアレルギーで…」
琉「あ、ご、ごめん!アレルギーのこと忘れてた!じゃあ、抹茶ケーキに変えてもらうね!」
母「聞こえてるわよ。抹茶ケーキを焼いとくわね。」
琉「ありがとう!お母さん!」
初「ね〜ね!明日のプレゼント交換たのしみだね!」
琉、実「うん!」
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