第12話 魔石

〈1時間目 魔物〉


「はい、地上の危険な魔物が、相原先生のおかげでまた、みつかりました。」


広道先生は 生徒にナメられているので、今の先生は私ですよアピールで元の部分だけ強調した。


「ジャイアントスコーピオン。文字どおり、3m〜10m まである大きなさそりです。変異種や亜種、特種個体は、10m以上のやつもいるそうです。」


女子から

「オエー」

「キモー」

「会いたくない」


という声 がした。


「はい。そして、魔石について話します。魔石とは、魔物をたおした際にでてくる宝石のようなものです。魔石には、色と大きさ、質があります。」


そういって、広道先生は赤色の小さなきれいな石をだした。


「この魔石は赤魔石・小・良質です。」


「何に使えるんですか?」


「分かりません」


「え!」


「黄魔石は、乾電池のように使えるのがわかったそうですがそれ以外は…」


「相原先生の能力では?」


「魔石に関する本は作れないそうです。魔法に も限界がある、と。」


クラス中がびっくりしている間、琉月は、フラウのロロを召喚しようとしていたが、1週間経っていないので無理。

代わりにウンディーネのたかしを召喚して聞いてみる。 もちろん小声で。


「昨日、デポネモンキーがね…


―――――ってことがあって、魔石どこかな?」


「あ〜、友達のウンディーネのアグルが、「琉月様に召喚された〜」って言ってたね。魔石を琉月様のポケットにこっそりいれたって言ってたよ。」


「おっけ…ありがと。」


広道先生によると、魔石は同じ種類なら同じ色らしい。デポネモンキーは赤だそうだ。



〈放課後〉

魔石をよく見たかった琉月は、猛スピードで家に帰り、昨日の服のポケットを漁る。学校でもらった大きさ表と示し合わせる。

結果、極小が15、小が12だった。


〈5時頃〉

初音と実由が来た。


「魔法の練習しに在根山だいこんやま行こ〜。」


「いいよ〜!」


今回は前に授業で行ったときより随分奥に行った。

琉月は気づいたことがあった。


「精霊女王だから、わかる。ななちゃんとなおくんとミミが近くにいる!」


「「え!!」」


「いたっ!なおくん♪!ななちゃん!ミミ!」


「「「琉月様!」」」


3柱はしげみの中の小屋に住んでいた。家は1階建ての高さ2mもない家。2柱は1mぐらいだし、ミミは普通の猫ぐらいの大きさだ。


「こんな近くに三柱ともいたんだね〜」と初音。


「猫又になっても可愛いいよね〜」と実由。


「「だよね!!」」と初音とななちゃん。



存根山は、走って10分以内に琉月の家から行けるのだ。


「こんな近くになおくんとななちゃんとミミがいるなんて。」と3人はうれしくなった。


「これから、3柱に会いたくなったら、存根山に行けばいい」と思う琉月であった。



「ちなみにとなりの連なった山の台今山だいこんやまにも精霊住んでるよ?知ってる?」とななちゃん。


「知らない!」と琉月。


ななちゃんは教えてくれないので、どの精霊がいるのか確かめるために、台今山に行ってみることにした。


台今山になぞのドアがあることに気づいた。開けると、「キィー」音がした。そこには小さな精霊がいた。


「うわぁ、平伏してる!」


風の下位精霊シルフだ。



🕒🕒🕒


数日間毎日更新が途切れた…。

毎日更新できると思ったんだけど無理そう。

だけど、できるだけ更新できるよう頑張るから応援して欲しいな!

2日に一回ぐらいは投稿できると思うから…(焦)

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