第5話 魔法の授業
〈10月31日〉
「初音 昨日はごめん!」
振り向いた 初音は悲しそうだった。
「何でもするから、許して!もう忘れないようにするから!」
「本当?」
「うん!」
「じゃあ、今日は食べに行こうね!」
「うん!!」
〈朝礼〉
本魔法の担任、相原先生が喋り始めた。
「今日から、科目が2個増えます。『魔法 』と『魔物』という科目です。」
新しい時間割が配られた。
月曜日 国語、数学、美術、美術、体育、魔法
火曜日 HR、数学、魔物、国語、理科、公民or音楽、委員会
水曜日 体育、技術家庭、国語or公民、数学、魔法、魔法
木曜日 魔物、英会話、音楽、数学or国語、魔法、クラブ
金曜日 歴史、魔物、体育、英語、当番掃除、魔法
理料は、魔力のせいで、意味のない科目となった。
社会もこれからの時代、見習わなければならない歴史もないし、法律もかわるだろうから 意味が少ない。
「さて。水曜日の時間割は魔法だ。みんな、適性魔法をおしえてくれ。 」
この質問で琉月が本当のことをいうと、父親によって政府関係組織に入れられそうなので、そうならないよう対策を練っていた。
それは、
「幸野谷の適正魔法は?」
「水魔法です。」
ウンディーネのたかし達を使って、水魔法のふりをすることだ。
「水の玉をだせ。」
ウンディーネが小さめの水玉をだす。
「はい。これでいいですか?」
「うむ。次―――」
(助かった…。 強いって政府に分かったら、やばそうだもんね〜。)
初音の魅了魔法も相手を操れるので政府に人気なのでは!?とちょっと心配しすぎるほどに心配し、サラマンダーの魔法陣をつかって炎魔法とした。
召喚は一週間に1回と決まっているので、月曜日は〇〇、火よう日は△△と、七柱のサラマンダーと初音は友になったようだ。最初に召喚したサラマンダーの名はフレイアとなり、月曜日担当だ。
火曜日は ヴィラルデ、水曜日はインセル木曜日はファル金曜はフラムル土曜はレナハ 日曜日はヘレナだそうだ。
「――Lvは魔法を使えば使うほど上がる。
2時間目は、
先生も訓練するので、だれにも見られないだろう。
だが、琉月は念には念をいれ、蛍だと言い訳できるオーブを連続で20柱召喚した。
本当は戦ったほうがLvがあがりやすいのでしかたないが、20柱でLvが5個だけ上がりLv7となった。
のんびりオーブを20柱出したあと、琉月はのんびり散歩していた。すると…
「ペリウでございます。忍魔法で姿をみせず喋ってい るのでびっくりなさらないでください。」
琉月の近くには誰もいないのに、ささやき声がきこえた。琉月はびくっとしたが、無言だった。
「腕の線はめだちますよね?線をきれいに一周なぞると線が消えます。あったはずの場所をこすればまた見えるようになります」
こくんと琉月はうなずく。
「では。」
2時間目が終わる十分前には山のふもとにクラス全員が集合する。はずだが、来たのは琉月をふくめた5人と先生だけ。
「む…練習の途中で魔力が切れて寝てしまっているな…時間割をかえて、お昼寝の時間をつくるべきか…。
てことは、今ココにいるものはれん習を全然していないか、家で魔法を練習して魔力量をあげたかのどっちかなんだな…。まぁいい。よし、残りのみんなをさがしに入くぞ」
初音は魅了をかける相手がいなかったようで、集合 していた。
絵梨果も似たようなものだ。実由は来ていない。
がんばって、水 ・氷をあやつる練習をしたのだろう。
琉月は精霊女王なので魔力がめちゃくちゃ多いのだ。
実由は熟睡中。琉月は実由の寝相の悪さにおどろいた。
どんだけ練習したのか。
琉月は初音を見た。初音は「実由、寝相わる」という顔をしている。
実由の状態を見てると、 このままだったら、回復する12時間後より早く起きてはくれそうではある。
そう琉月は 思って、初音にこのことを言ってみた。初音も共感した。
その 起きている5人だけで、あとの授業を受けた。
5人だけだったから特別 な気持ちがして、わくわくしたし、その後のテストを延期された。
ラッキー!
実由「ぴーすかぷーすかあ〜 あ〜すやすや」
放課後、4時間ぐらいたったことだし、実由を起こすことにした。
初「そろそろ起きて〜」
琉「結構経ったのに、まだ寝れるとは…」
びっくりした。
「ふわぁ…よくねた〜」
「わぁ起きた!」
琉月は初音とご飯を食べに行く予定があるので、学校を出たら…
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