Orange

楽しいことに囲まれて生きていたい

だから楽しくないことは邪魔だ

ありのままの自分であるために批判は一切許さない

そうあなたはあなたでありのままを望んでる


普通の人々は流れに流されて飲み込まれ

普通だからこそそれに気づかない

適応こそが“普通”の在り方

そして、自分が支配者の立場に


結局のところ、君は何を夢見ている?

過去の輝かしい栄光に引きずられて

今一度かつての僕らを取り戻そうと戦って

それは未来への可能性ではないじゃないか


少なくともかつての君には夢があった

とにかく前へ、前へと進みたいと

それが今ではかつての万能感に溺れて

君は思い出を蘇らせたいだけなんじゃないのか


オレンジ色の夕焼けの中

何でもできるような、何にでもなれるような気がした

ひたすら今を精一杯生きて

ただひたすらに未来に対して飽くなき夢を抱いてた


……そんな思い出に縛られている

あなたは未来じゃなく過去を目指してる

過ぎ去りし日々の懐かしさと夢、希望、可能性に支配され

あなたは“今”を生きていない


結局のところ、君は何を夢見ている?

王様になること? 世界の支配者になること?

違う 君の夢はそんなものじゃないはずだ

君はかつての自分の世界に帰りたいだけだ


君はずっと思い出に踊らされている

万能感に満ちてどこへでも行けそうだったあの頃の

“支配者”とは、屋上の大空は自分のものだと

そうわくわくしていた子どもの頃の残像に過ぎない


誰もが支配者の側に立ちたい、という願望を持つ

別に攻撃的とか性格が悪いわけじゃなく、ごく普通に

彼を支持すればその願いは叶えられる

そんなの従わないはずがない


結局のところ、君は何を夢見ている?

過去の輝かしい栄光に引きずられて

今一度かつての僕らを取り戻そうと戦って

それは未来への可能性ではないじゃないか


少なくともかつての君には夢があった

とにかく前へ、前へと進みたいと

それが今ではかつての万能感に溺れて

君は思い出を蘇らせたいだけなんじゃないのか?

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