適当なキャラ設定とか

千人斬りの女…告白をバッサバッサと切り捨てる事から奈っちゃんが付けた異名。千人を斬った伝説の人斬りの事ではない。あと千人に告白されたわけではないし、いかがわしい意味でもない。まさかの万魔をちゃん付けで呼ぶという暴挙を達成し、ある意味万生教において伝説の存在となる。


作った料理は八宝菜。れーくんの大好物である。


なっちゃん…この子はいつでもどこでも平常運転。怖いものなど存在しないのだろうか…真に恐ろしいのは全て分かってやっている所である。自覚がある狂人ほど厄介なものはないとはれーくんの談。ちなみにちゃん呼びは流石に出来ない模様。余談だが『万魔様に憧れて!これで今日から獣っ子』シリーズに豚耳は存在しない。犬とか猫はたくさん種類がある。目指せ全種類コンプリート!!ちなみにこのシリーズの開発に携わった外部の協力者がいるとかなんとか。


作った料理は肉じゃが。王道である。


レナちゃん…ボケのいないツッコミは、どうしても出番がなくなってしまうのを身をもって体現している薄幸の美少女。しかし最近ボケを放置する事を覚えた模様。やめて!それはボケもツッコミも両方不幸になってしまう禁断の選択だよ!あーちゃんとなっちゃんの親友である事に一抹の不安を抱いたようだが当然といえよう。なお今回の件でれーくんからの株は上がったので結果オーライである。


作った料理はカツサンド。丸ごと一つ食べて貰える上に、かさばらない。料理も一杯食べられる。自然とこういった配慮が出来るのはレナちゃんだけなのだ。


紗夜ちゃん…初めての旅行でテンションが上がっている模様。普段とはちょっと違う紗夜ちゃんにみんなニッコリである。なおこんな所で魔央様呼びなんてしたら暴動待ったなしなので主様呼びをしている。これがTPOってやつなんだよね。ちなみに恒之くんはサツマイモ。やったね、ジャガイモじゃないよ!


作った料理はオムライス。インパクト重視である。


小雪ちゃん…れーくんが来たお陰で、何気に滅茶苦茶テンションが上がっている狐っ子。普段の小雪ちゃんは、料理を作ったりコタツに潜ったりはしない。基本天国の間でボッチ生活である。ポンコツ勢の態度のあまりの気安さと無礼さが逆に新鮮さを感じ、あーちゃん達を気に入ってしまった。だからといって他の人間が同じ事をしたら舐め猫案件である。あくまで根底にあるのは、れーくんの大切な存在であるという認識なのだから。その辺り、似た者同士である。


現在はれーくんにどうやってもふもふされてやろうかと思案中であり、挑発はするけど、あくまで手を出すのは相手からというのが譲れない一線らしい。とんでもない悪女であるが、それが許されるのもまた万魔の威光である。


作った料理は豚汁。当たり前だが狐を食べても共食いにはならない。寸胴鍋で作ったので、料理対決勝利者に振る舞われたとか。ちなみに料理勝負を止めずに提供され続けた場合、総料理数は100を優に超えていただろう。作った料理は料理対決に参加した皆さんで美味しく食べたので安心してください。万生教はフードロスにも気を使っています。ちなみにイノシシは間に合わなかった模様。


シマちゃん…シマちゃんベッドは魔性のベッド。適度な温もり、もふもふフワフワさらさらシットリな羽毛。その極上の触感と、シマちゃんのゆったりとした鼓動に包み込まれた人は、さながら生まれる前の赤ちゃんの様に心穏やかに安眠を貪る事が出来るのだ。


千代さん…れーくんにとってのらすぼす。


毛利恒之…身近な女性が逞しい人しかいない為、女性らしい女性がタイプだった事が今回判明した。あーちゃんは活発系なので外れる。レナちゃんは守ってあげたくならない。なっちゃんは小さいので対象外。紗夜ちゃんがドストライクだった。これが一目惚れってやつか…大和撫子系黒髪美少女が嫌いな男なんているわけがないので、これも当然と言えば当然かもしれない。


喧嘩っ早くて口も悪い為、天獄郷に行く条件の一つが、外出する時は心愛も帯同させる事、である。基本子どもには優しい。迷子の子どもの親探しをしていなければ、あーちゃん達と出会う事もなかった事を考えると、これが吉凶どちらに転ぶのかは、神のみぞ知る。


毛利心愛…好意、嫉妬、殺気etc。強い感情は向けた相手の心身に影響を及ぼす。強い感情は魔法と同様である。目に映る対象に、人は何かしらの感情を抱く。それが目を引けばより強い感情を。感情を相手に向ける行為は魔法の行使によく似ている。いや、感情が使う魔法に影響を与える事を考えれば、感情こそが人にとっての原初の魔法と言えるのかもしれない。身体強化魔法などはその典型的な例だろう。


感情魔法過剰受信体質。膨大な魔力と魔法の才を持つ代償として、魔力を持つ他者が自分に向ける感情を、状態異常魔法として受け入れてしまう特異体質である。通りすがりの他人であれば接触は一瞬であり、抱く感情も刹那的な物である為に影響は軽微だが、それでも質や量が伴えば心身への負担は大きくなる。旅行客が非常に多い天獄郷に行くなど、ある意味自殺行為であると言えよう。


この特異な体質を持って生まれる人間は非常に稀であり、これまでの歴史においてそうであると判明している者は十指に満たず、総じて人格面に大きな欠陥を抱えている。幼少期より、人が内面に抱く自身に向ける感情を知覚出来るとなれば当然と言えるが、それ故にこの体質について調べる事は困難であり、詳しい事は分かっていないのが現状である。


かといってデメリットばかりではなく、相手の感情を魔法として認識する関係上、行動の起点を先読み出来、魔法の起こりすら把握できる為、戦闘、特に魔法戦においては絶大なアドバンテージを誇る。


そう、モンスター相手でもこの体質は反応するのである。しかしそれは戦闘において精神攻撃を受けながら魔法を行使するという事であり、人やモンスターから向けられる殺意に耐えた上で反撃する事が前提となる。


そんな体質の毛利心愛はこの世界でも珍しい桃髪で非常に目立ち、隣にいるのが目つきが悪いイケメンなので、悪目立ち必須で異郷の地での体調悪化は必然であった。彼女がスれる事なく真っ直ぐに育つことが出来たのは、禁忌領域守護職である毛利当主の娘として生まれた事、一方的に向けられる感情に対して耐性があった事が大きい。その分相互に認識した場合、受ける影響は大きいが。


人と会わずに家に引き籠れる立派な理由になる為、れーくんがこの事を知った場合は


そう かんけいないね

殺してでも うばいとる    ←

ゆずってくれ たのむ!!

              


の選択肢から選ぶことになるだろう。



♦パンデモランド


疑似ダンジョン探索アトラクション・天獄郷解放…パンデモランドで一番人気の大人気アトラクション。万魔様の偉大さを追体験しようをコンセプトに、相棒の狐と共にダンジョンを探索するアトラクション。難易度は狐と一緒に遊ぶ子供向けから、死にかけるまで狐が見守ってくれるガチ勢向けなど複数あり、子どもから大人まで楽しめる大人気アトラクション。なお高難易度に挑む際には死亡同意書にサインが必要。


ひゃっこちゃんとせんこちゃん…パンデモランドのマスコット。ひゃっこちゃんが銀狐でせんこちゃんが金狐である。ちなみに中の人はいない。マスコットの名前に関しても深く考えてはいけない。不幸にもそこを考えてしまった挙句、指摘や揶揄してしまった輩は万生教徒に袋叩きにされた上で、ひゃっこちゃんとせんこちゃんのおやつになってしまうので注意しよう。万生教徒にとって万という文字は特別であり、ひゃっこちゃんとせんこちゃんも普段は温厚でもふもふされても大人しいが、ひとたび怒れば天は泣き、地は震え、海は荒れるくらいとっても怖いのだ。

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