第45話 出発前☆
次の土曜日の朝、魔力コーティングした物資など準備を整えて、リュノ・朱里ちゃん・モナカと丸太小屋の前に集まっていた。
朱里ちゃんの剣の柄用の“あちらの革とこちらの革を縫い合わせたリュノの力作”も完成して持ってきている。
いやーなかなか大変だったね……リュノの魔法がこちらの世界に影響を与えることがなくてホントに良かったよ……革を固定するために手伝っていたモナカにも、光線でチュイン!って
ちなみにモナカが荒らした畑は、この1週間の間に責任を持ってモナカに植え直してもらっている。
俺の魔力コーティングがされた種や種芋を吸収することなく植えるのは、モナカにとってなかなかに苦行になったようだ。『グヌヌヌッ!』て
なお、モナカには色々な素材を吸収してもらっていて、出かける時には小さくなって羊毛をまとってもらっている。…もふもふのボールである。手触りとぷにぷにの弾力が最高である。それでキーホルダーのチェーンを掴んでもらっているのだが、思わず触ってしまうことがあった。うむ。
ちなみに朱里ちゃんに見せたところ、そのままお持ち帰りされ、翌日まで帰ってこなかった(笑)
あと、モナカのおかげ?で魔力譲渡について新しい発見があった。
◇◇◇(ここから少しえっちです)◇◇◇
それは、モナカを発見してアパートに帰ってきた晩のことなんだけど…お風呂に入ろうとしてトランクスをかごに放り入れると、魔力感知能力の高いモナカがいつの間にか側に居て、リュノの“あの姿”を見たときに先走った
『コレスゴイキラキラ、ナメトッテイイ?』
「『うえぇぇぇ!!…いやっ、ちょっ待っ!』」
あまりの事に驚いて大声を上げ、
『あっリュノ、何でもないよ!? 』
と、騒ぎ声に『何かあったの?』と壁越しに聞いてきたリュノに対応していると、返事を待たずにモナカが雫の痕を吸収していた。
すると、
『フワアァッ!マリョクオイシイ!スゴッ!セイチョウシチャウ!!』
ってモナカが叫び、それを聞いたリュノが壁を通り抜けてこちらに現れた。
慌てて前を隠す裸の俺に対し、モナカから説明を受けたリュノは、顔を赤らめながら
『わ、私にもちょうだい!』
と言って迫ってきた。
『ね、さっきの姿にもう一度なってあげるから!』
『ちょっ!落ち着こうか!』
『魔力が凄いなら把握したいし…それに、私の姿を見て生まれたものなんでしょ?モナカだけって何かずるいし』
そう言ってさらに顔を赤くして変身し始めた。ヤバいって!!!
『リュノ、待てって!分かってる!?勢いでそんなことしたら、絶対後悔するから!』
むぅぅ!静まれ!と願いつつ言うと
リュノは一旦うつむき、
『…分かってるよ。私だって魔力だけでこんなことできないよ…でも、カズマだからできるの!』
そう言って上目遣いで見つめてきた。
『え、それって…』
『うん、カズマ…私を気遣って止めてくれてありがとう…そんな優しいカズマだから、私にとって既に心から大事な存在になっているの。だから、私は見られても良いし、カズマの欲しいの。後悔しないよ。…触れてくれても良いよ』
リュノはそう言って微笑むと、申し訳程度に頂きを隠していた大きな丘の布をずらして、頂きを露わにした。
『リュノ…俺も君の存在が凄く大きくなっていて、大事で、守りたいと思ってる…そして…ホントに綺麗だ』
リュノの目を見ながら感動で震える声で答え、リュノに近づいた。
◇◇◇(ここからえっち度上がります、苦手な人は読み飛ばして下さい)◇◇◇
前を隠していた手を外し、リュノの大きなふくらみに手を伸ばし優しくなで上げた。
頂きをソフトに刺激しリュノが『ぅんっ』とあえぐと、天を向いた俺の先端から雫が湧いて出てきた。
気付いたリュノが先端に手を伸ばし、雫を指ですくい取ると、ペロッと舐めた。
その瞬間、リュノが『ふわぁ!』と仰け反ったあと、
『カズマの魔力が駆け巡って!凄い…満たされる!』
と潤んだ瞳で見つめて来るので、その可愛さに思わず抱き寄せていた。
そして見つめ合い、キスをした。
キスの唾液を通して魔力が交じり合い、吸収され、体がリュノの温かい気持ちで満たされていくのが分かる。
あぁっ!凄い!!なんて多幸感!!!
リュノが『カズマに優しく包まれているみたい』って念話の魔法で伝えてきたけど、言葉だけでなくその気持ちやイメージも伝わってきた。
これは!いつもと違う!?
リュノも意図せずに魔法の効果が変わったことに驚いていたが、
『シンクロ率が高まっているのかも!……あぁカズマも同じように温かく包まれているように感じてるのね…幸せ…』
と俺の胸にしな垂れかかり、微笑んでいた。
俺もリュノも、この先があることをお互い分かっていたが(イメージを共有したら同じだった)、どうなるか分からずリスクが大きいため、今リュノの里が抱えている問題が解決し、周りに関係を認めて貰ってからにしようと2人の意見が合い、笑顔で見つめ合って、またキスを交わし、抱きしめ合った。
◇◇◇(この下の{ }内はかなりえっちです。ご注意下さい)◇◇◇
{ただ、俺の本番の液体にどんな効果があるかを知りたいということで、リュノが俺を気持ち良くさせてきた。こちらもリュノに気持ち良くなってもらうために愛撫したのだが、相手の気持ちが念話の魔法で伝わるため、お互い感じるところが分かり、相手のことを想いながら求め合って、気持ち良さを高め合っていった。途中からは成り行きを見守っていたモナカにクッションになって貰い、頂点まで駆け上がった。
俺の出した物を口に含んだリュノは『すごい濃縮されてて、美味しくない』と渋面になったが『口で味わうものじゃないから』というと納得し、極少量を飲み込むと『あっ!あぁぁっんっ!!』と達していた。
その様子に焦ったが、意識を取り戻したリュノは『大丈夫、というか魔力が凄すぎる!体の隅々までカズマの魔力で満たされ、今なら限界を超えた力の魔法が使える気がする!』と興奮していた。ほっとして抱きしめたのは言うまでも無い。
ちなみにクッションとして手伝ってくれたモナカにもあげたら、『スゴスギル!マタ、シンカスルカモッ!!』と騒ぎ、強くなったことに上機嫌だった}
結局、キスだけでも十分高い効果が得られるので、他は余程の事が無い限り使わずに秘密にしておこうと2人で決めた。
なお、モナカが『サッキノ、ツギモラエルノ、イツ?』と欲しがったので、条件が合わないと駄目だし、しばらく無理と伝え、『誰にも言ったらいけないぞ!言ったら2度とあげないから』と釘をさしておいた。モナカは『ゼッタイ、イワナイ!カズマニ、ズットツイテイクヨ!』と気合いを入れていたので、忠誠度も上がったかも。
こうしてモナカという新たな仲間と共に、以前よりも準備を整え、鋭い朱里ちゃんに『和真君とリュノさん、何か雰囲気変わってない~?』とニマニマ突っ込まれるのを何とか躱しながら、リュノの里に転移したのだった。
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