110. 雨の朝 都会の森の 鳥獣館

 雨の朝 都会の森の 鳥獣館


 先日、雨の朝に高い木もある都市公園の脇を通ったら、こんもりした木々の葉の残っている部分に、所狭しと鳥たちが雨宿りしているのか、まさにピーチクパーチク、チュンチュン、チュクチュクと晴れの日とは比べ物にならないくらい、喧嘩してるのかって言う位、賑やかに鳴いているのが聞こえて来ました。


 この鳥たちは本来、晴れていれば昼の間ちりぢりに飛んで行ってどこかにばらけるのでしょうが、雨の日は、ここら辺の鳥は皆ここに集結しちゃってるのかと思うほどの人口、いや鳥口密度を感じました。


 まるでそこだけが、動物園の南洋の植物や鳥が賑やかに暮らしている鳥獣館の温室のようでした。


2023/12/20



朝の連続ネット小説 第2弾

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