第80話 実は。。。
「はぁぁ~~」
湯船に身を置きながら、遥希は力が抜けるように息を吐く。
颯が先に風呂から上がり、風呂場には遥希1人の状態だ。お湯に浸かっており。自身の身体を温める。お湯に浸かりながらも、豊満な胸は存在感を発揮する。しっかりと湯に浸からず、プカプカと浮いている。
「…ドキドキしたなぁ~~。それに人生で経験したことないぐらい緊張もした。心臓のバクバクが収まらなかった……」
心臓の鼓動を確かめるように、真ん中の胸に手を当てる遥希。2つの豊満な胸に手が挟まれるような形になる。
「母親と離婚した父親以外で初めて。そ、その男性の身体を目にしたな。ど、同級生なんて初めてだぞ!! 」
取り乱した口調を披露する遥希。普段とはキャラが崩れている。初めての経験ばかりで脳が整理できてないかもしれない。
「…颯の身体、硬かったな。…顔に似合わず意外と筋肉質で。…すごい逞しかった。あれが男の身体か…。私の身体と全然違うな……」
違いを確かめるように自身の腕や足の感覚を確かめる。艶々の肌であり、プニプニで柔らかそうだ。
「これから颯と顔を合わせるけど。…どうしよう。顔を合わせられる気がしない。絶対に心臓バクバク間違いなしだぞ」
お湯に顔を浸け、息を吐きながら、遥希はブクブクさせる。顔は、ほんのりと赤く染まる。
結果として、10分以上お風呂から出られずにいた。学校への遅刻は確定していた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます