第15話 怒り
(いったい、闇側の神々は、、、何を考えているんだ?!
僕に妻にもナイショで子を誕生させろ?
いい加減にしてもらいたいものだ。
命をいったい、、、!
なんだと・・・・!)
ひぼこ様は少々、ご立腹なご様子。
アレフ様はそんなひぼこ様をセト神様の元へと連れて行く事に。
「来たのだな。
御用は、なんじゃ?」
ひぼこ「何じゃではありませんよ!
何ですか?、、僕に依頼とか。」
セト神「聞いたのであるな。
依頼通りじゃ。
そなたに男児を誕生させてもらいたい。
御霊分けで良いのじゃ。」
ひぼこ「簡単に言わないで下さい!
まずは、詳しく話をお聞かせ下さい!」
セト神「そうであるな。
まず、ロイとリオンが離れる事になる。
それに合わせて、守護する者が必要なわけじゃ。
ロイは、アレフ様方々に預けるでの。
リオンを守護するのにふさわしい者が良いのじゃが。。。」
ひぼこ「守護と言われましても、危険から戦い守るような能力など僕には御座いませんよ!」
セト神「戦うのではない。
精神やら、心を守護させてもらいたくな。」
ひぼこ「精神?・・・リオンは、精神を守らねばならない程弱いとでも?」
セト神「今はまだ、あのように、性質が、どのようなものなのか、何も表には出てはおらんであろう。
リオンの性質やら、必要な人格などは、お釈迦様が、握られておる。」
ひぼこ「な!、、お釈迦様だと?
いったい、貴方様達は、子供達をなんとしようとお考えなのか!!」
セト神「役目を果たすべくじゃよ。
それこそが、誕生してきた事であり、
存在意義である。」
ひぼこ「役目だの、、使命だの。。。
子供達の成長を普通には喜ぶ事もなされないおつもりか?!」
アレフ「全ての事を含めてロイであり、又リオンなのだよ。
それは、光側の子供達も同じ事。」
ひぼこ「ほんとに、理解に苦しむよ。。。
で?、、、僕が誕生させた我が子は、どんな定めになるんだ?」
セト神「生涯、永遠にリオンに付かせるでの。 リオンの精神は、負に傾きやすいものへとなっていくだろうからの。
それを見極めながら、他の者達にも知らせていくというわけじゃ。
そして、将来は、婚姻をと考えておる。」
ひぼこ「な!、、なんだって?!
こ、こ、婚姻?!、、、!?
ふざけないで頂きたい!
ロイは!、、、ロイの気持ちはどうするのですか!?」
すると、セト神様は次のようにあっさりと言われるのだ。
「勿論、ロイとも結ぶでの。」
ひぼこ「は?、、何を言われます?」
アレフ「一夫多妻はあるよね。」
ひぼこ様の怒りに火がつきかけているのがわかる、お二方様。
アレフ「リオンは、将来多くの夫を持つようになる。
それも使命の元に。
そして、彼らは彼女に惹かれていくだろう。」
ひぼこ(もう、怒りを通り越し、笑うしかないな。。。
闇側の神々は、狂っている。。。
とっとと、、撤収しよう。
付き合いきれん・・・・)
そう思うひぼこ様だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。