第12話 要
お釈迦様は、父上様からの知らせを受けると、闇側の父上様とロイが来れるような特別な世界を用意された。
そこにて、ひぼこ様は、お釈迦様とも対面を果たす事に。
釈迦「ようこそいらっしゃいました。」
ひぼこ「ひぼこと申します。」
(もう、何度ご挨拶したんだか・・・
こうなれば、何が出てきても驚かないぞ。。)
そんな事を考え苦笑いするひぼこ様だ。
お釈迦様は、微笑まれている。
「ひぼこ様には、驚かれるばかりではないかと。」
ひぼこ「えぇ。。。」
お釈迦様は、ロイに目を向けられると
ロイの父上様が紹介する。
「息子のロイだ」
釈迦「ロイ。 釈迦です。
どうぞ、よろしく。」
お釈迦様は、ロイの手を両手で握った。
ロイは、ちょっと照れたような表情をみせると自身で挨拶をするのだった。
釈迦「ロイ・・・貴方は聡明であり。
将来とても、大きな役回りをする事でしょう。」
ロイ「僕は妹のリオンをずっと守るんだ!!」
お釈迦様は、まだ幼い彼の内側にある強い想いを感じとっていた。
「守り方は、様々になりましょう。
妹、リオンを愛し抜かれますよう。。」
ロイにはお釈迦様が言われる『愛』が理解できないようだ。
お釈迦様は、ロイの頭を撫でると
「今にわかる時がきますよ。
自分の気持ちを大事にして下さい。」
そう、言われた。
そしてアレフ様に目を向けられたお釈迦様は、優しい表情で
「どうぞ、こちらの方を大切にお育て下さいますよう。。。」
そのように言われるのだった。。
ひぼこ(なるほど・・・要となるのが、かのお釈迦様と言うわけだな。
このお方こそ、全く内に何を秘められているのか・・・
話の中だけでも、ただの計画とはならないだろう。
光側の神々が思うような小さなものじゃないな。。。)
お釈迦様との対面を果たしたひぼこ様は、一旦は、光側へと戻る事に。
その際にセト神様は、いつでもセト神様の邸宅へと来るようひぼこ様には伝えたのだった。
・・・・・・・・・・
帰宅した夫を見たアカルヒメ様。
「如何されました?、、大層お疲れなご様子です。」
ひぼこ「大丈夫だよ。 普段しない事をしてね、、少し気を使いすぎたまでだよ。」
妻の、心配を他所にひぼこ様は、娘の
セリを呼んだ。
セリ「お父様! お帰りなさいませ。」
まだ、幼いものの、気品溢れた我が娘を膝に抱くと、安心するひぼこ様なのだ。
「私の娘がやはり一番可愛い💞」
アカルヒメ「いったい、どのような気を使われたのでしょうか?」
ひぼこ様がセリの頬に自身の頬を擦り寄せては、可愛がる姿に微笑ましくも感じる妻のアカルヒメ様だった。
父の愛情の元、健やかに育っていく娘
セリ。
母からは、様々な礼儀作法や、立ち振る舞い等を教えられ、
セリは、それはそれは綺麗な女性となっていく事になるのである。
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