　「ダンジョン」・「ラビリンス」・「迷宮」・「魔物窟（モンスターハウス）」……等々、幾つかの言い方があると思うが、どれでも同じことは、ゴールまでにとても長く、迷いのある分かれ道があり、大量の魔物（モンスター）がこの中にいるという事だろう、人によっては、攻略中や攻略後にもらえる豪華な景品と言う人や、ダンジョン以外ではありえない不思議な環境と言う人もいるかもしれない。

　少なくとも、この作者のダンジョン系統の物は、必ずモンスターが無限に湧き出します、そしてこの作者の作る世界には、ダンジョン以外の場所では「モンスターが湧き出す」なんてものはないので、大暴走（スタンビート）もここから起きることになります。

　ダンジョンと以外にもいろいろとランク付けがされるが、そのランクを誰が付けるのかと言うと「攻略者」である、初めて「攻略者」が出た時、その者の報告によってランクが決定される、「攻略者」が出るまではあくまでも「ランク未定」、被害が大きく出た場合は最高ランクとして決定される。

　ダンジョンが発生した直後は内部にモンスターが過剰発生するため、上層のモンスターが下層のモンスターに追い出されるといった形で、必ずと言っていいほど大暴走（スタンビート）が発生する、その為、初めからランクをつけると最初は本来よりも高めに設定されやすく、ダンジョンの敷居を上げることになるため、「攻略者」が出てから測定することに決められた。

　ダンジョンには、魔素によって発生し、地形・建築物型と魔物型の二種類が存在する。

　地形・建築物型として発生したものには、現実離れした空間異常や、不可思議な環境が存在し、モンスター自体の強さも入ってすぐこそは、外とあまり変わらない物の、奥に進むほど・長いほど、同じモンスターでも何十倍も強くなる。

　魔物型として発生したダンジョンは、その形を常に変える、要するに「不思議なダンジョン」という物だ、マッピングは役に立たず、冒険者の道を決めないといけない、ダンジョン内にいるモンスターは免疫と一緒で、どれだけ奥に進もうとも、数は増えるがモンスターの種類によって強さは変わらない、魔物型にいるモンスターは外にいるモンスターとよく似ているものもあるが、全てのモンスターがダンジョン固有のモンスターで、のダンジョンをあまり傷つけすぎると、より強い、モンスターが内部環境を修正するために現れる。