第44話 参謀ソフィア



======== 視点読書



重たいまぶたを開けて立ち上がった


さっきの転移魔法で此処に

周りは薄暗く

紫色の炎がついている松明が何本か壁にかかっている、、怖い雰囲気を出している

眼の前には階段がありその奥に玉座?みたいなものがある

誰も座っていないけど、、

石レンガでできている壁に囲われた空間

地面には赤いカーペットが敷いてある


まるでゲームでいうボス戦か

魔王でも出てくるのか?ここ魔王城だし

禍々しい雰囲気が漂っている

転移でいきなり魔王戦は流石にないか


アキさんとリングは、、、違うところへ転移されたのか?

此処に人の気配はないし、、、多分そうだろう

生きているといいが、、


早くここから出て隼人を探すか


僕は周りを探索しようと歩き始めたときに

いきなり僕の背後にものすごい圧力がかかった、、

この圧力は人間が出せるものじゃない、、、

振り返ったら死ぬ、、本能が死を伝えている


「よぉ人間、、、なぜ此処に居る?」

「えっあっ、、、」


とてつもない殺気だ

てか何処から来たんだ?多分転移か

鳥肌が止まらない、、、振り返ったら死ぬ

とりあえず何か言わないと


「人を探しに来たら罠にハマって此処に転移されたんです」

「へぇー君1人できていないよね」

「まぁ、、、そうですけど」


声で性別がわかった、、女性だ

まさか、、魔王じゃないよな、、


「レベルは35か、、どうやって城に入った?門番のレベルは60、、結界を張って居たから外からの転移はできない」

「仲間が門番を倒して、、、それで」

「そうか、、わかった」

「えっ」


いきなり僕に向かって白色のビームを撃ってきた、、

どうやって撃ったか分からないが

右に避け


なんとかそれを避けた、、白色のビームに触れた地面や壁が溶けて居た

もし少しでも触れたら、、考えただけでも怖い

僕は振り返った


そこには170cm銀髪ロングの女性がいた、、着て居た服は僕が来ている冒険服と同じ物だ

ありえない、、、この服は転生者だけしか持って居ない、、では何故この人が

頭の上にツノがついている事に気づいた

やっぱ人ではないのか

足に隠れてさっきは見えなかったが鱗が付いている尻尾らしき物がある、、


見た事ある尻尾の形だ

あっ!そうだ、、思い出した

ポイズンアルプスで

コカトリスと間違えたドラゴン尻尾だ!!

彼女は同じドラゴンなのかぁ

なろう系の小説で見たことあるぞ

人の姿になれるドラゴンを、、、すげー


「良く避けたな、、」


やばいやばい

彼女との戦闘は絶対に控えたい

神の認めはもう使ったから

合成を使うと反動を全て受け無いといけなくなる、、気絶は免れ無いだろう


合成を使わ無いと絶対に勝て無い

逃げるのは、、、無理だな

すぐ追いつかれる話も聞いてくれ無さそうだし

アキさんとリングが来るまでなんとか耐えないとな


「私の名はソフィア 魔王軍の参謀であり竜姫よ、、死ぬ前に覚えとけよ


強制イベントか


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