884話 むくれた巫女様を全力で癒やす娘達
『パパ、パパがOKだしたイベントだよ?』
「それはそうだけど…何でこんな大きな話になっちゃったのかなぁって」
『ですねぇ…それもお父様の魅力の成せる業ということで』
「そんな業はいらないかなぁ!?」
『はい、お父様。ぎゅーっ』
「うにゅう…リムネー、お胸はだめだよぉ…」
『じゃあマイヤのおなかぶーぶーする?』
「それはそれでどうなんだという…ね?」
湖に来た。
気持ちをリフレッシュさせるために眺めるだけだといったんだけど…娘2人はしっかり水着に着替えている。
マイヤは上下一体型の水着で、リムネーは白のビキニ姿。
可愛いと美しいが一緒にやってきたんですが…僕の娘最強かな?
僕は普段着だけど、泳ぐとなったらすぐにチェンジ出来るし。
『暖かな気候に対して湖の水は程よく冷たいですね』
『マイヤうきわ持ってきたよ!』
『マイヤお姉様と浮き輪…ああっ、尊い…』
浮き輪付けて空をフヨフヨ飛んでいるマイヤ。
足はちょっと前後に動かして、それに合わせるようにフヨフヨ前に進んでいる。
『お父様、本当にお嫌であれば私がかわりに』
「いいんだ。これは約束だからね。録画含めて一切禁止の罰ゲームだと思えば」
『ご褒美=罰ゲームの構図はどうかと思うのですが』
「僕もそう思う」
あっ、マイヤが着水して泳ぎだした。
『はぅぅぅっ…マイヤお姉様が尊いです…』
「リムネー、マイヤと遊んでおいで?」
『いえ、私はお父様とも一緒に居たいのです。特に最近はあまり長く一緒に居られなかったので』
「そうだね…ゴメンね?色々押しつけて」
実際リムネーにも色々仕事をやって貰っている。
本来はここの守護者であると同時にサポート役なのに神国の方に行って貰っている。
『お仕事は楽しいです。私に触れたがる神様がいたりしますが、私はお父様やマイヤお姉様以外には触れさせる気はありませんし…あっ、箱庭の皆様もですね』
あれ?ここって、僕と兄さん以外…女性?
ちーくん達白獅子は全員性別無いし、救命師団も基本女性しか見ていない気が…
「…リムネー、男性は苦手?」
『?お父様も男性ですよね?』
まあそうなんだけど、そうじゃなくて…
『爽やかそうな顔で近付きながらも内心下卑た思考の神や不快な視線を浴びせてくる神はいましたね』
ゆる姉様、せお姉様、ミツルギ姉様、事件です。
締めなきゃ、そんな下衆な奴等を締めなきゃ!
『すぐに他の神様方に縛り上げられて連れて行かれますが…』
「あっ、何だ。監視者がいる…いやいや、それストーカーじゃない?大丈夫?」
『他の神様方というのは女神様ですよ?』
えっ?
『どうも私にお姉様と呼んで欲しいらしく…』
何か神国の神様方、自由すぎないかな?
『試しに呼んで欲しいと仰ったのでお呼びしたところ、以降ずっと大聖堂含め神国にいる際は警護?してくださっています』
ゴメンね女神様方…実はこの子、こんな清楚かつぼんやりしているようで貴女方よりも強いんだ…守りに関しては白城さんから教えを受けて地球の神では勝てないんだ…マイヤと一緒に
『あっ、あと最近その女神様方に何故か拝まれます』
……まあ、ですよねぇ~としか言えない…
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