297話 3day PM2~お出迎え準備と国内
シフォンケーキもエクレアもシュークリームも完了!
青椒肉絲も出来たし、ご飯も炊けた。
タイムさんは…流石にカニカマの量が量だから無理か。
無ければ無いで良いよ…とメッセージを送って、と。
まだ時間的に大丈夫。
一階の食堂の様子は大丈夫かなぁ…コンシェルジュさん経由で物は仕入れているっぽいけど…コンシェルジュさん有能すぎない?
うちで働いて本当に大丈夫?
本当にそう聞きたい。
あ、お客さん来るの伝えてない。
───大慌てでコンシェルジュさんに来客の連絡をした。
SIDE:日本国内
「どうするんだ?人民解放軍と連邦陸軍だけでは無くどんどん投入されていくぞ?」
「騒ぎが酷くなって半日。既に戦争レベルです」
「他国からの情報を共有…と言いたいが、正直自衛隊は駐留基地の対応でなぁ」
「地位協定上のこともあるからなぁ…宣戦布告されたわけでも無い以上こちらも抗議をする他方法がない。ミサイルの一発でも撃っていたら即時に反応できたが…」
「それやったら確実にアウトでしたよね?」
「現在も関係改善不可能なレベルになっているしなぁ…」
「欧州連合から緊急連絡。連邦側で戦略ロケット軍が動き出したとの事です」
「本気でやり合う気だぞ…」
「日本にかなりの影響が出ますね…」
「二次被害が凄すぎるな…まあ、その辺りは我々では無く制服組や官僚連中が───」
「上官殿も制服組で官僚連中の一人かと愚考致しますが?」
「俺は良いんだよ!現場指揮なんだから」
「外務省職員が4名ほど倒れました。これで16名となります」
「合衆国側と共和国、連邦…同時に問題を起こさなくても…」
「経産省からも問い合わせが相次いで…」
「彼奴ら現状を分かって聞いて来てるのか!?寝言抜かしているようなら専用機飛ばして戦地上空からパラシュート降下させると言え!」
「総理、それは流石にパワハラ発言と…」
「現状を見てくれ!俺ほとんど寝てないんだぞ!?世界各国どこかが昼だ!誰も彼もが巫女様のご機嫌伺いをしつつも引き離しを画策している!現在日本が昼だが、だからといって寝るわけにもいかん!」
「いっその事、市国のように特別地域として対応を丸投げしてしまえば…」
「それも議論に出てはいるんだ。出てはいるんだが…それをするととんでもない事が起きると中務省の星見が複数名言い出してな」
「えっ?」
「恐らくは神々の絡みでマズイという事だと思うが、お伺いを立てている最中だ」
「総理、欧州連合本部からお電話が…」
「向こうは朝7時だぞ!?」
「……失礼致します」
「巫女さんの冤罪って言ってもなぁ…官房長官や総理がわざわざ言うほどの事か?」
「俺等悪いわけじゃねえのに理不尽だよなぁ」
「巫女さん、お偉いさんと繋がりがあるからだろ」
「権力でそうなったのか…最低だな!」
「なあなあ、ミオちゃんが巫女になった方がよくね?」
「バッカお前、巫女は結婚出来ないんだべ?」
「マジか」
「そうなのか?親戚のおばさん巫女だけど、結婚しているぞ?」
「はぁ!?じゃあミオちゃんが巫女やっても良いじゃねーか」
「だな」
「いや、ミオって誰だよ…オマエ等二人のイマジナリーフレンドか?」
「おまっ!アイドルのミオちゃんだよ!澤辺澪!」
「スマン。知らん」
「マジか…お前ゲームしかしねぇモンな…」
「俺ミオちゃんに巫女になってってメッセージ送るわ!」
「いいなそれ!皆で推せばミオちゃんが巫女になる!」
「誰だか知らんから俺は推さんぞ?」
「「なんでだよ!?」」
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