桜の舞う下で(特別編)「アレンとリオンの誕生秘話」

俺は、ジャン。

弟にシリウス(後にシヴァ神様の継承者となり、シヴァと名乗る)

そして妹にアレンがいる。


生れた順番なら、アレンが1番に誕生しているのだが、彼女の成長は途中までで止まっている為に俺と弟のシヴァからは、妹としている。


そして、俺達の父は、生命の源と呼ばれる神と言うか・・・何者なのかは、はっきりとは明かされないものの、

1番高い地位にいるらしい。


だが、父は他の神々様からは、1番高い地位の扱いなど受けず、皆仲間のような雰囲気を俺はずっと見てきた。


また父は、生命に必要なあらゆるものを自身に持ち合わせているようで、父の本来の姿等は無い。

とてつもなくデカイエネルギーのみが

宇宙の中にある。


そして、必要に応じて姿を自身で創り現している。

その姿は、人で言うと、気の良い真っ白な短髪な、洋風なおじさんだ。

俺から見ても、とても偉そうな神様ぽくない。。


そんな父は、天界の庭でちょっとしたイベントをする。

ほとんど父の趣味みたいなものだが。


楽器が好きで、同じく音楽を奏でるような、また歌が好きな天界人を集めては、演奏会なんてなのを開いていた。


アレンはその演奏会か大好きなようだ。

「パパ!、、凄ーい!」

と手拍子をとりながら、演奏する音楽に合わせて踊っている。

アレンの踊る姿は、そう、子供のお遊戯なよう。


シヴァ「アレン、一緒に踊ろう!」

シヴァとアレンが楽しそうなのが、俺からも伺える。


イベントに参加している天界人や、神々様も自由に楽しんでいる様子だ。


「相変わらず、賑やかな父上様だね。」

イベントにきていたアレフ様が俺の横に。


ジャン「来られていたんですね。」

アレフ「そりゃあ、アレンに言われちゃ、来ないわけいかないよね。」


アレフ様がニコニコしながら、アレンを見ていた。


このアレフ様は、キリストの神様のお一人。

決して、神話などには出てこず、水面下で布教やら、神様のお仕事をなさっているお方だ。

また、アレンの育ての父でもあった。


演奏会もお開きになり、楽しいままの余韻を残しながら神々様は部屋へと集まった。


どうやら、父が皆様を集めたようだ。


父「いやぁ、楽しい一時だったよ。

皆様にはありがとう。」


シヴァ神「そなたの唯一の楽しい趣味だな。でも、明るくていい。

私も楽しませてもらったよ。」


アトゥム「して、、皆様を集められたのは?」


父が集まるよう声をかけたのは、創造神様と、シヴァ神様、ヴィシュヌ様、

エジプトの神々様、

日本では、イザナギ様ご夫妻、三神様とひぼこ様ご夫妻。

そして、教育者である竹内様方々とゆう夫妻。

そして、俺とシヴァだった。。


父「皆様にお集まり頂きましたのは、お話したく事がありまして。

アレンの事にございます。」


シヴァ神「アレンがどうかしたのか?」


父「どうかしたわけではないのだが、皆様には、話しておこうとな。


アレンの誕生秘話を。。。」


皆々様が黙り、これから父が何を話すのか・・・

表情が変わる皆様だった。。。




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