第25話

守さんはちびちび飲んでいた。が、ソファに寝転がった。


「大丈夫ですか?」


「飲みすぎたかなぁ〜?」


「水飲みますか?」


「大丈夫〜」


「いや、飲みましょう。勝手にキッチン入ります」


冷蔵庫からペットボトルの水を勝手に取り出して、守さんのところへ。蓋を開けてあげよう。


「これ、冷蔵庫から出しました。少し、起き上がってもらえます?」


「…ありがとう。起きる」


「ゆっくり、飲んでください」


「…亮介くん」


「はい?」


ペットボトルは戻された。水は少し飲んだようだし、机に置いておこう。隣に勝手に座ってすみません。


「守さん?」


ぼーっと見つめられてる。すごい整った顔立ちだ。って、え!?


「守さん?え?」


抱きつかれたんだけど!どういうこと?ま、まさか、守さんも同性がお好き?


「ねぇねぇ〜聞いて?」


な、なんだこれは?


「俺ねぇ、友達少ないんだよ。なーんか、寂しいなぁ〜亮介くーん、聞いてるー?」


「き、聞いてます」


「俺、耳舐められんのが好きなんだ。変態なのかな」


「え、それは奥様に?ですよね…?」


「そうだよ?みどりだよ」


「いいと思いますよ?」

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