こころのゆらぎ、日々の記録。１

2023年5月9日（火） 恩師の魂が来てくれた

　午前中、昨日から続いている仕事をちょっとやり、これ以上進めないところまでやったので午後はドライブへ。

　車で20分ほどの大きな公園に桜を見に行った。

　例年の情報では満開はまだ先で夜はライトアップもしているはずなのだけど、今年はやっぱり開花が早かったようでほとんど散ってしまっていた。

　かろうじて残っていた桜をスマホで撮影。

　一眼レフを持っていったけれど、出番はなかった。

　それから市内の反対側まで車を走らせシャッター街の散歩。

　夏に来たときも散歩した場所だけど、音声広告も寂れた街も変わっていなかった。

　少しホッとする。

　この辺は昔SAXを習っていた先生がお店を開いていた場所。

　私が東京に行っている間に亡くなってしまった。

「また次に帰省したときに会いに行こう」なんて毎回言っていたら、一生会えなくなってしまった。

　会えるときに会っておくべきだと心から思った。

　この先生が亡くなった時間、私は東京の会社に出向いて仕事をしていたのだけど、発表会の映像が急に頭に浮かび、演奏した曲を鼻歌で歌いながら仕事をしていた。

　家に帰ってSNSを見たら「今日のお昼に亡くなった」と知り、東京に行ったっきり顔を見せてなかった私に会いに来てくれたんだと思った。

　初婚時に妊娠した、中絶した、離婚したと騒いでいた頃、先生は心から心配してくれて、私が精神的に病んだときも話を聞いてくれた。

　家族でさえ、自分を傷つける私から離れていったのに、先生は高校の頃の精神的にも元気だった頃と何も変わらない態度で接してくれたのだった。

　冬にお店の近くでストリートライブをしていたら、

「寒くなったら店に来い。コーヒーただで飲ませてやるから」と迎え入れてくれた。

　私は今でもSAXを吹いているけれど、先生から習ったことを上書きしたくなくて、別の先生には教わらずにいる。

　先生が「お前にはもう教えることはない」と言っていたのを信じて、自分の音を奏でている。

　さて、シャッター街の散歩は何キロも歩く。

　今日は特別強風だったのでかなり疲れた。

　息抜きをしているときに限って仕事が入るものだ。

　家でじっとしていても、不思議とこない。

　今日も外出中に３件仕事が入って、かなりきついけれど先月の後半はくるくる詐欺にやられたので受けられるだけ受けようということで、明日からぎちぎち。

　今日は長時間運転をして強風に吹かれながら沢山歩いたことで集中力が夫婦揃ってなくなっていて（笑）、明日から取り掛かることにした。

　しばらくは読書ともお別れなので、今日のうちに読んでおこう。