用語設定集①
・「ドルアーガ王国」
建国から三百年ほど経つ、大陸の中南部を支配する巨大な王国。
強大な軍事力を持ち、大陸でも有数の力を持っていた国家だが近年ではやや停滞気味となっており……。
・「
王国に存在する魔法に関する管理と研究を行っている組織、創設者はセレスタイトの一番弟子と言われていたオフェーリアという魔導士であり、魔導士のランク付けともいえる魔導階級などの認定なども行っている。
・「魔導階級」
下位の方から
自身の能力を証明することが出来るので基本的に持っていて損はないので王国の大半の魔導士は試験を受けて階級を持っている。
・「魔法」
この世界における魔法とは自らの魔法を消費し、術式を魔法陣として構成、その構成術式によって魔力は指向性を以て変換され魔法としての現象を発現させるという特徴がある。
基本的にこの法則は絶対であり、魔法発動の際には魔法陣が必ず投影される。
・「セレスタイト式魔法」
偉大なる魔導士、セレスタイトが当時数多の数があった魔法の流派を編纂統合し一つの魔法へと取り込んだ王国式の魔法流派。
魔法文字を一から作りあげ、合理的に洗練され「誰でも使いやすいように」をコンセプトにして作られた魔法術式。
王国内における魔導士の九割がセレスタイト式の魔法を使用しており、王国内で「魔法」といえば「セレスタイト式魔法」と同義である。
下級、中級、上級と同一の法則性を以て習得しやすいように合理化が図られているため、大陸において最も優秀な魔導士の数が多いとされており、それこそが王国の強みだった。
セレスタイトは己が作り上げた魔法術式を編纂した
・「魔法陣」
魔法発生の際に浮かぶ、文様や文字などで構成された円で区切られた図。
発動しようとする術式の構成が描かれている。
無数の文字や文様などが浮かんでいるがそれらは魔法文字というもので一つ一つに複数の意味が込められており、それらをどのように配列するか位置をどうするかで魔法の効果も変わる重要なもの。
魔法を使う際に必ず発生するがこれらはあくまで空間に投影された影のようなもので基本的には術者以外は干渉することは出来ない。
・「魔法文字」
学のないものからすればただの文様にしか見えないが、文字や数字、概念の抽出、その他多数の意味合いを一つの文様へと昇華したものが魔法文字と呼ばれ、
それらを魔法陣内に配列することによって「魔法術式」になる。
人によってはそれを文といい、ある天才ならば化学式に近いというのだろう。
・「奇跡」
現存する魔法体系とは根本から異なる体系による独立した魔法のことを指す。
・「奇跡使い」
「奇跡」を使うことが出来る人間のことを指す。
魔法に対する適正が非常に高く、独自の魔法を発現させることが出来るも者こと。
知識や経験などではなく、ただ先天的な才能とセンスだけで理を作り出し魔法と為せす、それ即ち魔法体系の開祖と呼ばれる人物たちも区分すればそういった存在になる。
だからこそ、今世における「奇跡使い」とされる人種は排斥される傾向にある。
言ってしまえば彼ら彼女らは今の世界の魔法という既得権を壊しうる存在だからだ。
故に一般的に「奇跡使い」と呼ばれる人間の身の振り方は、何かしらの勢力の庇護下に入るか、あるいは徹底的に隠ぺいしこっそり使うかのどちらかしかない。
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