第23話 将軍の最期
2人が揃ったので本格的な戦闘が始まる。
私達が先制攻撃で同時に魔法を撃つ。
「「〚
「キャッ…」
「アニー!」
「掠り傷だから大丈夫!」
私は何とか躱せたけどアニエラは躱しきれずに傷を負った。私達は離れて交互に攻撃をして、相手の隙をつく事にした。
一回り体が大きいにも拘わらず、身の熟しは速くて対応出来ずに防戦一方になり、私とアニエラは回復も間に合わず傷だらけになりながら応戦していたの。
「自動回復は厄介だな。だが、このまま押し切らせてもらうぞ!」
その言葉と同時に高速の突きを私に放つ、全ては躱せずに傷は負うけど致命的なものは無い。背後からアニエラが双剣で斬り掛かるも、槍先で受け止めて槍を反転させて、槍の柄のカウンターが腹部に決まってアニエラが吹き飛ばされた。
「うっぐぅ…今のは効いた…」
「そろそろ殺られる覚悟は出来たか?」
「はぅ…覚悟は最初から決まってるの。絶対にハルカとこの戦いに勝つ!その為に多少の犠牲は覚悟してるのよ!」
アニエラが感情的な言葉を言い放ってから、私へ向かって笑顔で目線を送る。『私が必ず隙を作る』という物だと私は理解したので、私に出来る最大限の攻撃を準備する。
アニエラは〚
「あッあぁああああ…でも隙は作れる…」
『アニーの腕が…』
更にアニエラは右の剣が
アニエラが腕を失ってまで作ってくれた隙を最高の結果で応える為に連続魔法を展開した。
私は自分の身体に〚
『ズッヴァーー!』
「お…の…れぇ…」
私が
2人の力で
私は直ぐにアニエラの元へ向かった。
「アニー!」
「やったね♪ハルカ凄かったよ。」
「そんな事より腕が…」
「こんなの、時間は少し掛かるけど元通りなるから気にしないで(笑)」
「うん…本当にありがとう。勝てたのはアニーのお陰だよ(泣)」
激闘が終わって、私とアニエラは勝利の抱擁を交わしたの。
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