第3話ステータスとギルド
とりあえず歩き出した俺たちだが、、1つ重大な問題に突き当たっていた。それは……
(冒険者ギルドってどこ?!)
という事だ。
それを橘に聞くと
「近くの人に聞きましょう!」
と言い、率先して聞いてくれた。
俺はあんまりコミュ力が無いから正直橘がいて助かった。
そんじゃ冒険者ギルドに、、と、その前に
「そういやさ、身体強化ってギフトがあったよな?」
「え?あー、確かにあった気がします」
「それがあるって事はさ、身体能力の数値が可視化されたもの、ステータスがあると思うんだよね」
「すてーたす?」
「そうそう、こういうのだと定番だけどね、スキルもあるのにないことは無い気がするんだ」
「なるほど、、じゃあそのステータスってのはどうやって見るんですか?」
「それは……やっぱ開けって思いながらステータスって言うとか?」
「なるほど、、ステータス!!」
「あ! なんか出ましたよ!」
「マジか! 何が書いてる?!」
「えっと……」
その後橘に教えてもらったものを地面の土に書いたのがこれだ
名前 ヒナノ 年齢16 種族 人間
職業 無職 Lv.1 サブ職業 未設定
HP 30/30
MP 100/100
攻撃力 2
防御力 4
魔攻 6
魔防 7
俊敏 3
運 21
〈スキル〉
・魔力操作 Lv.1
〈レアスキル〉
・鑑定Lv.1
・言語翻訳Lv._
・火魔法Lv.1
〈属性適正〉
・火(低)
〈ギフト〉
ランクC
・魔法適正(火)(低)
・魔力操作
称号
・異世界人
「なるほど……
鑑定って言うので多分他のスキルや称号の詳細を見れないか?」
「詳細、ですか? ……やってみます、鑑定!」
で、結果がこちら
名称魔力操作
説明
魔力が操りやすくなる。
魔法使い必須の技能
名称 火魔法
説明
火の魔法を使えるようになる。
名称鑑定
説明
スキルや物、人などを鑑定出来る
レベルが足りないため、少ししか分からない。
名称言語翻訳
説明
言語を翻訳してくれる
文字も翻訳可
名称 異世界人
説明
異世界から来た証
鑑定と言語翻訳が手に入る
名称サブ職業
説明
2つ目の職業を設定できる。
しかし補正はメイン職業よりも少なめ
(なるほど……異世界人ってだけでだいぶいいスキルが手に入るんだな)
「名前から苗字が消えてます……何ででしょう?」
「たしかに、不思議だな。
異世界だからか?」
「あ、私は見せたので次は春風さんが見せてくださいよ!」
「そうだな、俺も自分のステータスは気になってたんだ。
ちょっと待ってね。ステータス!」
名前 トウマ 年齢16 種族人間
職業 無職Lv.1 サブ職業 未設定
HP 50/50
MP 100/100
攻撃力 3
防御力 4
魔攻 3
魔防 8
俊敏 6
運 30
〈スキル〉
・魔力操作 Lv.1
・身体強化 Lv.1
〈レアスキル〉
・職業切り替え Lv._
・鑑定 Lv.1
・言語翻訳 Lv._
〈属性適正〉
・火(中)
・水(低)
・風(大)
・土(低)
・光(大)
・闇(低)
・雷(微)
・氷(微)
・無(中)
・時(低)
・空(低)
〈ギフト〉
ランクerror
・??????
称号
・異世界人
・全属性適正を持つ者
「どういう事だ?! すごいな、、これ。」
「私ギフトで貰った魔法すら負けてます?!
ていうか、errorを選んでたのは春風さんだったんですね……」
「他のが全部取られてね……
てか全属性って、前の世界に魔法なんて無かったし、やっぱりこのランクerrorとか書いてるギフトのせいかな」
「私も焦ってCランクなんか選んじゃったけど、こっちにするべきでした……」
とりあえず初めて見るのをいくつか鑑定するか
「鑑定!」
名称身体強化
説明
身体能力を一時的に強化する
Lv.1だと最初に10のMPを使い、その後は1分ごとにMPが1減る
強化率は悪い
名称職業切り替え
説明
メイン職業とサブ職業を切り替えられる
本来は10歳の誕生日に教会でその人に1番適した物に変更してもらう。
教会で変更する場合10歳の時以外は白金貨1枚必要。
名称全属性適正を持つ者
説明
全属性に適正を持つ者。
魔法関係の職(ステータス内の職業)に就くと全属性の適正が1ランクあがる。
名称 ??????
説明
errorが発生しました。
このレベルでは閲覧できません。
「これはまた……うーん」
「どうかしました?」
「いや、俺たちの職業が無職だっただろ?
それで、この職業っていうのはこの世界だと10歳になると教会で設定するらしいんだが、、その時以外だと白金貨1枚かかるらしい」
「え!! 高いですね…でもそれがどうしたんですか?」
「俺らがもらったお金は銀貨50枚……つまりアイツらはまともに俺らを生かすつもりなんて無かったんだ」
「な……! 酷い! 今すぐ王城に戻って抗議して……!」
「いや、やめた方がいい。ただ追い返されるだけならいいが難癖つけられてお金没収とか……最悪犯罪者とかになりかねないからな」
「そんな……」
「それにそんなことする必要もない。
俺のスキル見ただろ?」
「あ! 職業切り替えのスキル!」
「そう、他のやつは知らないけど俺たちはお金なしで転職ができるんだ。しかも何度でも」
「すごい! 早速転職しましょう!」
「あぁ。職業切り替え!」
そして職業切り替えのスキルを使うとたくさんの職業が出てきた
《職業》
下級
・剣士
・戦士
・魔法使い
(火、水、風、土、光、闇、時、空)
・テイマー
・盗賊
中級
・騎士
・魔導師
(火、風、光)
これが俺の今転職出来る職業。
「まずは下級から初めてみるか……橘さんが魔法を使えるから……剣士にするかな。
後明らかにレアそうな時と空、どっちかの魔法使いをサブに設定しようかな。」
「いいですね! 時と空、空は空間ですかね?それなら空間の方がいいと思います!」
「ん? どうしてだ?」
「いや、もしかしたらアイテムボックスとか、それと似たやつ使えるようになるかもしれないかなって……」
「なるほど、ならそうするか」
「はい! あ、そういえばメイン職業は中級の騎士じゃダメなんですか?」
「あぁ、こういうのは積み重ねてなるものだからな、いきなりなっても実力が伴わない気がするんだ」
「なるほど……」
「ま、一緒にここから成長していこう」
「はい!」
「それじゃ、剣士と空魔法使いに転職!」
名前 トウマ 年齢16 種族人間
職業 剣士Lv.1 サブ職業 空魔法使いLv.1
HP 200/200
MP 180/180
攻撃力 26
防御力 19
魔攻 20
魔防 15
俊敏 24
運 30
〈スキル〉
・魔力操作 Lv.1
・身体強化 Lv.1
・剣術Lv.1
・体術Lv.1
〈レアスキル〉
・職業切り替え Lv._
・鑑定 Lv.1
・言語翻訳 Lv._
・空魔法Lv.1
・風魔法Lv.1(適正特大以上で自動獲得)
・光魔法Lv.1
〈属性適正〉(全属性1ランクup)(空魔法使いになったため空の適正が更に1ランクup)
・火(大)
・水(中)
・風(特大)
・土(中)
・光(特大)
・闇(中)
・雷(低)
・氷(低)
・無(大)
・時(中)
・空(大)
「おお! 称号のおかげで適正がだいぶ上がったな。光と風魔法も手に入ったのはだいぶ嬉しいな。本来は風魔法使いや光魔法使いにならないと獲得出来ないだろうから……ラッキーだな。」
「うわぁ、すごいですね……でもこれ私いるかな……?」
「まあ今の俺には火魔法は使えないし、こんな知らない場所なんだ。1人より2人の方が心細くないだろ?」
「そう言って貰えて嬉しいです」
「さ、橘の職業を変えよう」
「はい!」
「……なあ、橘」
「……?どうしました?」
「橘はもう決まったな」
「え?!何でですか?!そんなにいい職業が……?」
「いやちがくてこれ……」
《職業》
下級
・魔法使い(火)
・テイマー
「ふ、2つしかない……?!」
「な?選ぶ必要が無いんだ…」
「うぅ……でも、可愛い動物たちと仲良くできるなら……プラスです!」
「そうか、じゃあ火魔法使い、テイマーに転職!」
名前 ヒナノ 年齢16 種族 人間
職業 火魔法使い Lv.1 サブ職業 テイマーLv.1
HP 100/100
MP 200/200
攻撃力 5
防御力 10
魔攻 30
魔防 15
俊敏 15
運 30
〈スキル〉
・魔力操作 Lv.1
・テイムLv.1
・従魔召喚・送還Lv.1
〈レアスキル〉
・鑑定Lv.1
・言語翻訳Lv._
・火魔法Lv.1
〈属性適正〉
・火(中)
「結構強くなったけど……まだまだ春風さんには勝てそうにないですね」
「まあ、適材適所だ。俺ができないことで助けてくれたらいいよ」
「はい……」
「それじゃ、職業にもついたし冒険者ギルドいくか。 」
「はい!」
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