第107話 バクハさんと雑談配信 その2

「では次の話題に移りますわー!探索者としての技能について。教えることが出来る範囲で答えていただきたいのですの」

「探索者ってひとつやふたつ、必殺技とかユニークスキル持ってますもんね。いいですよ。お答えできる範囲でならお答えします」


俺としては秘密にしてるわけじゃなくてしゃべる場所がなかっただけだしね。

記念配信でしゃべるかー、と考えてたけど登録者数がガンガン伸びるから機会を失ってるんだよね。


「では1問目『魔法は使えますか』」

「ハイ」

「『得意な属性は?』」

「メインは土魔法ですけど、最近は風魔法を使ってますね。あとは炎魔法と神聖魔法、闇魔法が少々」

「……魔法について深堀したいところですけど、一旦質問を続けさせていただきますわ。『ユニークスキルを持っている』」

「ハイ」

「『具体的に何個ぐらい?』」

「えーっと……配信で使ったのが『迷宮掌握』と『巨人の拳』『樹鹿王の導き』であとは……ふんふんふん……あわせて10個ぐらいですかね?」

「ブホッ!」


バクハさんが吹き出してしまった。

まぁユニークスキル、そんな数持ってる人聞いたことないもんな。


「あ、ユニークスキルか分からないですけど『キュクロープスの加護』みたいなやつも含めてますよ。『巨人の拳』は『キュクロープスの加護』のおまけですけどユニークスキルの一種なので別で数えてます。あ、『加護』は別カウントがよかったです?」

「そもそも『加護』なんて持ってる探索者はいませんのよ!十分ユニークですわ!」

「亜人と会って友人になれば貰えますよー」

「亜人様と会うためには深層を攻略しないと駄目ですわよね!ワタクシでも会えたことないのに!」


:バクハ様が正しい

:おっさん、自重しろ!!!マジで!!!

:世紀の発見、まだあるのか(震え声)

:もう神を連れてきても驚かないわ


「あ、コメント。鋭いねー。神の知り合いならいるよ。今度紹介しますね」

「やめてくださいまし!?価値観が崩壊しますわ!」


……すみません、自重します。


―――――――――――

閲覧ありがとうございます!

主人公最強のタグに恥じないように書いていきます!


星、ハート、コメントよろしくお願いします!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る