第34話 帰宅


ミノタウロスの件は俺が原因なので土下座してあやまりました。

流石におっさんが土下座するのはびびったのか部長くんは頭を抱えてる。

お詫びとして残ってた赤身とシャトーブリアンを全部渡した。

……食べ残しなのでお詫びになってないけど、喜んで貰えた。

本当に、申し訳ない。

あとついでにサクッとボスも倒して素材を渡しました。

今日のボスはビックスパイクスコーピオン。

見た目はそのまんま、でっかいサソリ。

けど、見た目に反して毒を持たないさそりです。

筋肉質で動きが俊敏だけど、関節部分が柔らかい。

なので弱点の足の付け根を集中して攻撃するとサクッと倒せる。

4人が助かったのも毒系の技がなかったからだ。

いやー、本当に良かった。

あとはアゲハさんが氷魔法で足止めをしたり、テツオくんとカネオくんがスキル:挑発を持っていたことで敵の集中攻撃を回避できたこと、ミミさんの回復魔法を小まめに発動していたことなどパーティーメンバーの力もある。


もう少しレベルが上がればボス撃破も狙えたなー。




ビックスパイクスコーピオンを倒しながら攻略法を教えると部長くんが泣いていた。

聞いた話だと先々代の部長が代々残していたダンジョンの攻略情報を勝手に売却しモンスターの倒し方が分からないやつが多かったそう。

ちなみに崩城―崩城大学―の学生だった。

ちなみにダンジョンサークルは俺が在学中からある古参のサークル。

まぁ俺は趣味優先で漫研に入ってたけど。

ダンジョンサークルは同級生が入ってたからたまに顔出ししてたけどまだ残ってたんやねー。

これも何かの縁ということでOBとして何かあれば俺のチャンネルかtmitterに連絡するように伝えた。

後輩が困ってると助けたくなるんだよねー。

サークル時代それで同期と大喧嘩したっけ……




時計を見るとダンジョン閉鎖まであと15分、行方不明者の捜索でギルド職員もダンジョンに潜っているとのことで急いで見つかったことを報告し、その場を離れた。

スマホを見ると福崎さんからチャットがきてた。

多分捜索の件だろう。

そういえば配信は肉食べ終わってから切ったままだった……

明日福崎さんに連絡してみよう。

とりあえず疲れたので家に帰ってさっさと寝よう。




いやー、大変な一日でした!






――――――――――

閲覧ありがとうございます!

三章完結です!


PV数が9万、ブックマーク数も100を突破しました!

本当にありがとうございます!

今日も感謝の4回公開です!!

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