第5話 えり姉のマッサージでどさくさに紛れて触りたい
「まり、寝る前にマッサージしてよ」
えり姉からまさかのオファーがきた。
「でへへへ、よろこんで触ります!」
「え!?なにその気持ち悪いの」
(やばい、本音が出てしまった)
「ごめん、いまおじさん役やってて」
「そっか、そうなんだ。じゃ、寝る前にやってもらっていい?」
「今からでもいいよ」
「ほんと?ラッキー、じゃあお願いしようかな」
姉のえりは綺麗すぎる。
背が高くスラっとしたスタイル。
完全にモデル体型だ。
それにもかかわらず胸もそこそこ大きい。
ここの三姉妹はやばい。
品揃え抜群の星野家だ。
「じゃあ、触ってもいいかな?」
ここで童貞の性がでてしまう。
女性に触れたことない俺は確認作業をしてしまう。
「触らないとマッサージできないじゃん」
「そうだね、そのとおりだね」
ごくりっ
服越しだが初めて触る女性の肌。
パチンッ…………としない!
触れる!触れるぞ!女の身体。
あまりのうれしさに力が入る。
「ちょ、ちょっと!痛い」
「あっ!ごめん」
「優しく触って…………」
(男の大好きな言葉ベスト3に入りそうな言葉だ。その言葉だけでイッてしまいそうだ)
「そうそう、それそれ、うまいよ、まり」
「うん。わたし、頑張る」
「さっきさぁ、ゆりがまりのこと言ってたよ」
「えっ!?な、なんのことかな?」
「気持ち悪いだの、顔がきもおじみたいだの、声がおっさんだの」
「あ、あぁ〜、それは………、逆にすごいことだね」
「ん?なんで?」
「ほら、だっておじさんだと思われてるってわたしの演じ方が完璧ってことでしょ」
「確かにそうだね」
「だからわたしがおじさんぽくても気にしないでね」
「うん、そだね」
完璧だ!これで素の俺が出ても怪しまれない。
これなら何をしても問題ない。
ついにおれの時代がきたー!
マッサージしてるとえり姉の背中の柔らかさがよくわかる。
女性の柔らかさとはこういうことなのか。
「えり姉、背中のブラが邪魔だから取っていい?」
俺はこれから始まるあの有名なパターンにドキドキが隠せない。マッサージから始まって性感マッサージへ移行してそのまま女の子がイッてしまうあのパターンだ。俺が男だったらそのままゴールするやつだ。
「いいよ、ホック外して」
ごくりっ、流れきたー!
これまた初めての経験だ。ブラ外し。
「ん〜、たまらん」
「えっ? なに? どういうこと? まり」
「なんでもないの、オホホホホ、きにしないで」
「なんか手つきがいやらしいよ」
「だってブラ外すの初めてだから手こずって」
「えっ!?なんで?なんでブラ外すの初めてなの?」
「い、いや、それは………」
「なんかゆりがさっき言ってたことがわかる気がする」
「今日のわたし、心はおじさんになりきってるの」
「まあ、確かにそうなのかもしれないけど
やっぱなんか気持ち悪い」
「もう一回だけ。もう一回だけマッサージのチャンスをください」
「なんでそんなに懇願するのよ」
「えり姉がすごく凝ってるからよ、すごいの、凝りが」
「確かに最近の疲れはひどいけどね。じゃあもう少しだけ続けてもらおうかな」
「シャー!」
「ちょっとなによ、それ!ガッツポーズまでして」
「オホホホホ、気にしないでね。気合いを入れただけ、さあ仰向けになって」
「え? なんで仰向け?」
「それは、凝ってるんでしょ?背中よりも前をマッサージした方が疲れ取れるのよ」
「まあ、たしかに前は普段マッサージしないしね」
表面、きたー!!
「えり姉、両腕上にあげてね」
「え?なんで?」
「その方が絶対気持ちいいから」
「はい、あげればいいのね」
えり姉が腕を上げるとブラがずり上がった。
なんとえり姉の胸に2つのかわいいポッチが現れているではないか。
これは触らねば!
「ん〜、たまらんですな」
「え? え??」
「動くんじゃないぞ」
「え? ええ?」
俺の手がえり姉の両胸に向かう。
「グヘヘヘヘヘ」
「ちょっとやだー!顔きもい!もうなし」
「え!?」
えり姉は胸を両手で隠して後ろを向く。
「な、なんで?」
「いや、むりでしょ。顔も声も気持ち悪い。
おっさんじゃん」
「でも、わたしまりだよ?」
「それでも無理!」
「おれの、おれのおっぱいが………」
やはり憧れの女体には
触りきれなかったのだった。
…………………………………………
あとがき
第5話はいかがでしたか?
まりはまた未遂に終わりましたね。
いつ男の念願は叶うのでしょうか。
このシリーズが面白そうだと思われたら
ぜひ、☆レビューか♡応援をよろしくお願いします♪
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます