第2話 海外=キス。都合の良いスコール女登場。
由奈は失恋の痛みで帰宅途中に息切れがしていた。
まずいな、、あまりのショックで、、喉が渇き、空咳が止まらない。。顔は熱く火照り出したし・・・って、あ、これ、風邪ひどくなってるじゃん。。
「ゼェゼェ・・・。げほっ。これはまずい。。あ、明日日曜だから休みだけど、、」
やっと自宅のある大きなマンションへとたどり着いた。家族向けのマンションだが、由奈の父親は長期出張中で、母親もそれについて行ってしまっている。一人暮らしだ。
「後・・・少しで着く・・・。うっ、クラクラする、、え、エレベーター乗れないかも。。吐いたりとかしそう。。」
ま、まぁ、、3階だし・・・階段でっ、くっ、辛い。。足重っ。。。
ん?なんか、聞こえる気がするけど、、あ、ちょっとやっぱりエレベーターで、、
由奈が階段を2段上るか登らないかの時、上から女性の声がした。
「大変。私、今、足を滑らせたかもしれない。このままだと、おちるー。あー。」
え、なに?頭回らないんだけど、階段、おちる?
え?落ちる?!
由奈が上を見上げたとき、空から大王が降ってきた。
由奈が見たのは、スカートの中、白いパンツ。そして、由奈は、、そのまま、、
ズテーンっ!!ドサっ。
「ぎゃぁぁ!」
「きゃー♡」
「うっ・・・い、痛い・・・っつ!え、ええ~?な、なにが、、」
「す、すみません。。階段から足を滑らせて、、落ちてしまいました・・・。」
は?あ、上から落ちたの?え、2人とも無事なんかな、、風邪でよくわからない、。
「あの、だ、大丈夫??怪我は・・・」
「あの、綺麗なお顔ですね、、少し日本人離れしたような・・・。」
「え?あ、ああ。ちょっとだけ海外の血が・・・あ、(クラクラする・・・)」
「素敵・・・。海外の人だったなんて・・・。それなら、き、キスをしても・・・?」
「え?なに?」
「ああ、ダメ。。好きっ・・・!!♡」
「え?んっ!?!?んぐぅ!!??」
え、なに?私今、キスされてる??っていうか、顔も良く見てないんだけど、誰この人???え?あれ?ぐるぐるしてるのはなに?世界?わた、し、、??
由奈。失恋と風邪のダメ押しに、見知らぬ女が空から降ってきて、、
キスをされて失神。
続く。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます