鳥チューチュー
息子は口を膨らませて、ぎゅっと目を閉じた。
「こうすると、チューチューと、鳥の鳴き声が聞こえるんだよ」
「チューチューはねずみだろう?」父はいった。
「鳥だよ」息子はいった。
「ねずみだよ」父はいった。
「鳥だって」
「ねずみだって」
「だから、鳥だって」
「だから、ねずみだって」
「と! り!」
「ね! ず! み!」
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